「中年男 北海道バイクツーリング(Day 7)」
8/28(Day 7)朱鞠内湖畔キャンプ場➡富良野 民宿正直村(347km)
道央へ!
静かな湖畔で目覚めた朝は、風も無く湖面にほとんど波が立ってませんでした。
道央の天気は曇り。雨が降る予報は出ていないものの、不意の雨も想定しておいた方がいいかもしれません。
本日は「三国峠」を通って「幌加駅跡」「タウシュベツ川橋梁」を見に行きましょう!
タウシュベツ橋梁は、通行許可を貰って糠平三股林道からアクセスするのが理想ですが、時間的な制約もあるので状況に応じて決めるつもりです。
ツーリングバッグをバイクに積載している最中、クマバチに襲撃されました。自然豊かなキャンプ場なので、大自然の中に人間がおじゃまさせていただいている感じです。
クマバチにしてみれば
「おまえ誰やねん?」
って感じでしょう。刺激しないようゆっくりと出発準備をしました(*´ω`*)
相棒の話し。少し前から気になっていた「チェーンのたるみ」。
元々緩めにチェーンを張っているんですが、北海道ツーリング中にかなり伸びてチェーンガードにチェーンが当たる音が気になってきました。このままにしておくとチェーンが外れる可能性も出てきたので、バイク屋さんでチェーンを引いてもらいましょう!
チェーンのテンション調整は工具さえ揃っていれば自分で出来る作業ですが、北海道ツーリングには車載工具以外の工具を持参していなかったので、現在地から本日のルート上にあるバイクショップを探し、旭川市の北に位置する和寒町の「オートショップサイトウ」に寄ってみることにしました。
ショップ店員の方に状況を説明し、チェーンを引いてもらうことに。WRは知っていたようですが、オリジナルグラフィックのため珍しかったようです。作業と並行しながらツーリングルートやバイク談議で時間を過ごし、小一時間ほどで作業は終了しました。気さくに話しかけてくれた店員さんからご好意でタオルやステッカーまでプレゼントしてくれました。
一期一会の関係ですが、旅先でこんなエピソードがあると嬉しいもんですね!
国道39号大雪国道道沿いの層雲峡で廃墟を発見。高度を上げていくと外気温も下がってくるので、防寒対策をするために廃墟前で小休憩。スマホの電波も拾いにくくなってくるかもしれないので、念のためツーリングマップルでルート確認したところ、この先暫くはガソリンスタンドが無いことが判明。
ちょっとガソリンがヤバいかも?
大雪湖で国道273号上川国道に接続して三国峠へ。眼下には大雪山地の原生林が広がって見えました。紅葉の時期は観光バスで大渋滞になるらしいです。手つかずの自然が広範囲に広がっているので、ドローンを使った空撮ができれば素晴らし画が撮影できると思います。
次は「幌加駅跡」へ。
ぼっち自撮り
続いて「タウシュベツ川橋梁」へ。
国道沿いから糠平湖(ダム湖)へ徒歩でタウシュベツ川橋梁展望台へ向かいます。湖の対岸から見るイメージなので、橋梁自体がちっちゃくしか見えません。時間的にも許可証を貰って出直してくる余裕が無かったので、ここで満足しておきます。ダムの貯水量が増えれば湖面の下に沈んでしまうこの橋梁。風化スピードから考えると見ることができるのは今年限りかもしれないとのこと。
国道273号糠平国道を走っていると、いくつかアーチ型の橋梁を見かけました。国鉄時代に運行していた士幌線を通すため、厳しい自然の中に相当な資金を投入してに架けられた橋梁のようです。時間があればバイクを降りて写真に残しておきたかったですね。
そろそろ本気でガソリン残量を気にしなければヤバいです。最寄りのガソリンスタンドがある上士幌町まで燃費走行を心掛け、なんとか給油を済ませた頃には午後3時を過ぎていました。
明日は北海道走行が最終日となりますが、天気は今晩から明日にかけてずっと雨時々曇りという悪い予報。富良野の美瑛も夕張も寄ってみたさがあったので、夕張でホテルを探してみました。
が、シングルだと伝えているのに系列ホテルのツイン部屋を案内される始末。儲け主義は結構ですが、顧客のニーズに合っていない部屋を案内をしているようでは評判を悪くするだけです。財政破綻したということもあり、夕張でお金を使おうと思っていましたが、ホテルの件で一気にテンション下がりました。
気を取り直して富良野の民宿を探して予約電話をしてみたところ、2件目で空きがあった民宿「正直村」で宿泊することに。予約電話を入れた際、バイクで走っているので、渋滞や道に迷ってチェックインが少し遅くなるかもしれませんと告げたところ、「時間は大丈夫なので、気を付けて来て下さい」と声をかけてくれました。こういう何気ない気遣いが嬉しいです。宿まで120km前後なので、到着は夕方6時前頃になるかな・・・
富良野までのルートを確認していると、少し迂回すれば金山ダムに立ち寄ることが出来そうだったので寄ってみることにしました。
今夜はキャンプじゃなくなったので、道具一式を入れているシートバッグを途中のコンビニから宅急便で自宅に送ってしまおう!シートバッグ一式は20kgほどありましたので、それが無くなると随分バイクが軽くなった印象です。
民宿「正直村」に到着!
女将さんは笑顔で心優しい気遣いと労いの言葉をかけてくれました。
荷降ろしをしてひと息(*´ω`*)
ホクレンフラッグ全4色コンプリート!
晩御飯は、民宿に併設しているレストランで「オムカレー」をいただきました!
この1皿にご当地食材が沢山使われています。美味しかった(´-`*)
食事中、富良野のことを色々教えていただきました。
- 観光客は日本人が減ってアジア系の方が増えたこと
- 9月は大学生が増えること
- パウダースノーなので屋根が平らだと風で飛ばされて積もらないこと
- 冬は多くのオーストラリア人がスノボをやりに来ること
- 近くに倉本聰が住んでいること(倉本様様らしい)
地元に住む方々にいろんな話しを聞けるのも楽しいですね(´-`*)
富良野はご当地グルメとして「富良野オムカレー」を推進しているようで、「富良野オムカレー」を称するには厳格なルールが存在するようです。
「富良野オムカレー」を提供する10店舗のパンフレット富良野を訪れた際にご賞味してみてはいかがでしょうか?
道央の方々にホッコリした1日でした(´-`*)
長くて短かった北海道 明日が最終日です!
「中年男 北海道バイクツーリング(Day 6)」
8/27(Day 6)道の駅おうむ➡朱鞠内湖畔キャンプ場(389km)
道北快晴ナリ!
テントを張らずに道の駅のベンチで野営しましたが、風が冷たくて時々目が覚めたので熟睡できなかったように思います。今日は北海道ツーリングで最大のイベント「日本最北端の地」へ!
日の出とともに行動を開始し、国道238号オホーツクラインを北上します。
相棒のガソリンが尽きる頃にガソリンスタンドが開店時間をむかえる予定です。昨日、宿泊する予定だったキャンプ地を通過し、北見神威岬手前で記念撮影(残念ながら通行止めでした)。
更に北上し、予定通り浜頓別町の開店直後のガソリンスタンドで給油完了!
いざ!「エヌサカ線」へ!
地平線まで真っ直ぐな直線道路。
早朝ということもあり車もバイクもなく、快晴で文句なしの写真が撮れました!
エヌサカ線を北上し、次は「宗谷岬」へ!
順調なら9時過ぎには到着する予定で北上を続けます。空は快晴ですが宗谷岬が近づいてくるにつれて風が強くて煽られます。そして日本最北端の地「宗谷岬」に到着。
ついに来たんだなぁ・・・感慨深く思っていると、観光バスやライダーが増えて来そうな感じだったので早々に記念撮影を済ませて休憩(´-`*)
宗谷丘陵は、速度を落として全方位の景色を目に焼き付けながらゆっくりと走行。
次は「白い貝殻の道」へ!
粉砕した貝殻を敷き詰めた白い道は、吹き飛ばされたり溶けて土に還ったりしますので、年月が経てば白くなくなってしまうみたい。GoogleMapでの事前調査はアクセスルートが判り辛かったので右往左往しましたが、ようやく見つけて素敵な写真を撮ることができました!
次は「オロロンライン、オトンルイ風力発電所」へ!
途中、最北マックに立ち寄りブランチタイム。
ドナルドフレンズ
本当はノシャップ岬やサロベツ湿原も見に行きたかったのですが、寄り道せずにオロロンラインで南下します。昨晩は後手に回って道の駅で野宿するはめになったので、今日は余裕を持ってキャンプ場に入りたい!
北海道ツーリング日程も終盤に近づいてきたので、道央にアクセスしやすいキャンプ場まで頑張るぞ~(*´ω`*)
沖合に利尻島を見ながらオロロンラインを南下します。北海道自体が大きいので判りづらいですが、利尻島って結構大きな島なんですね。1700mを超える利尻岳もオロロンラインから綺麗に見ることができます!
海からの強風に耐えながらオロロンラインを南下している途中に風力発電所が見えてきました。オトンルイ風力発電所
開けた場所に立っているので、遠くから見えていましたが、近づくにつれて建造物が巨大であることが判ります。施設内は関係者以外は立入禁止なので、バイクを風車の真下に乗り入れることはできませんでしたが、オロロンラインと風車が綺麗に見える場所で記念撮影。
駆け足でしたが、道北周遊で見たい景色を快晴の下で見ることができたので、明日の道央周遊に向けてキャンプ地を決定しなければ・・・
レビュー評価が高かった「天塩川リバーサイドパークキャンプ場」も候補にしていましたが、より道央に近い「朱鞠内湖畔キャンプ場」に決定。キャンプ場周辺にはコンビニやガソリンスタンド等の施設が無い山奥に位置しているため、予め調達してからキャンプ場に向かいます。
国道232号オロロンラインで苫前町を過ぎて国道239号霧立国道・観月国道から国道275号空知国道を経て朱鞠内湖へ。
芝生のサイトはバイクを乗り入れすることができないので、オートキャンプ向けのテントサイトへ。湖面が見えるテントサイトの脇にバイクを停め、テントの設営を終わった頃は4時を過ぎていました。※白樺の木が沢山生えているので、ハンモックがあればもっと楽しめそうなキャンプ場
今日は早朝から走ってきたので疲労気味。敷地が広いため、他のキャンパーさん達と隣接することなく落ち着いた雰囲気の中で過ごすことができました。この旅で1番静寂に包まれて過ごせた場所でした。
明日の予定は道央だな
一方、バイクには異変が・・・
「中年男 北海道バイクツーリング(Day 5)」
8/26(Day 5)羅臼温泉野営場➡ウスタイベ千畳岩キャンプ場 道の駅おうむ(306km)
道北へ向かう!
キャンプ地では暗くなったら寝て、明るくなったら起きる。そんなシンプルな時間の流れで過ごしています。
- 夜遅く(22時過ぎ)まで仲間と酒を呑み、大声で笑うアホライダー
- 5m以上離れていてもランタンが要らないぐらい煌々と照らしてくるビッグランタンおやじ
キャンプピングスタイルはそれぞれですが、私は知床の自然を感じながら仄暗く静かな時間を過ごしたかったなぁ(´-`*)
同年代なら周囲へ気配りができると思うんですが、私のような考えのキャンパーさんは少ないのかもしれませんねぇ。週末ということもあって騒がしい夜でした。
普段通り、5時過ぎには目が覚めてコーヒータイム。誰も起きてない静かな朝の時間をゆっくり味わうことができました!
夜がダメなら朝ですわ(笑)
風が少々強めですが晴れいて気分も上々スタートです!
本日は知床峠を経由して網走とサロマ湖に立ち寄り、明日の道北周遊に向けて出来る限り北上しておこうと思います。
昨日の夕方、寒くて五合目付近で断念した知床峠へ。
峠へ向かう国道334号知床横断道路は横溝が掘られていていました。縦溝でなくて良かった~(*´ω`*)
知床峠の駐車場に到着!バイクが強めの風で煽られて倒れないよう気を遣いました。既にそこそこの数のライダーさん達が来ていました!
峠を越え、知床半島の北側海沿いの道へ降りてきました。暫く走ると国道334知床国道沿いにある「オシンコシンの滝」に到着し、三脚を携えて滝が流れる様を撮影。
まだまだ撮りたい写真のイメージとシャッター速度の調整技術が追い付いていません。カメラ撮影って奥深いですね・・
次は「天へ続く道」へ。
多くのライダーさんが撮影のために訪れるド直線の道。海別岳の裾野から斜里町中心部へ向かって下る道で、とても見通しが良い直線です。
農業酪農地帯なので、農機が落とす土でアスファルトは綺麗ではありませんが、北海道を象徴するような真っ直ぐな直線道路が空に続いているように見えます。撮影ポイントは、バイクのギアをニュートラルにしていると動き出しそうなほどの下り勾配です。
次は「網走監獄」へ。
私が幼い頃、父親が見ていたNHK大河ドラマ「獅子の時代」(1980年)で網走監獄を舞台にした章があったと記憶しています。「過酷」という漠然とした記憶しか残っていませんでしたが、当時の施設(木造&レンガ造)を再現しているようなので楽しみです!
北海道のルート設定は、GoogleMAPとNAVITIMEを併用していたのですが、何れもGPS位置情報を利用しているので、曲がるポイントの指示が若干遅れます。道案内も判りづらいので、JR網走駅付近から迷子になり、20分くらい時間をロスしてようやく到着しました。
守衛さんフレンズ
明治初期に設計された擬洋風建築の庁舎。
明治維新によって西洋文化が波のように入ってきて、今までに無い建築様式として設計されたもの。大工、左官職人さんの知恵と工夫が求められた時代かもしれませんね。
舎房は白黒で処理してみました。
政治犯が投獄されていたと聞きます。彼等が見た景色はこんな感じだったのかもしれませんね。
敷地内にある「監獄食堂」でランチ!
※ザンギ丼定食とアイスコーヒー
監獄食をイメージしたインスタ映えしない(?)メニューもありましたが、さすがに美味しそうな方を選択しましたよ(*´ω`*)
快晴で陽が当たる場所にいると暑い!でも、雨で気温が低いより全然OKです。
贅沢言っちゃいけませんよ!(フラグですよ)
次は「サロマ湖展望台」に立ち寄って200km先のウスタイベ千畳岩キャンプ場を目指すことにしました。
「サロマ湖」は道東から道北に向けたルートで楽しみにしていた場所の1つです。※佐呂間町HPより
日本最大の汽水湖は、写真で見たことはありますが、自分の目で見てみたい!と思っていた景色の1つです。国道238号オホーツク国道を北上し、サロマ湖が近づいてくるに連れて前方が霞んで見えませんねぇ・・・?
雨だ!
と気付いた瞬間、激しい風雨に見舞われました。
雨宿りできるような屋根がある施設も周囲にはなく、道端にバイクを停めてタンクバッグとシートバッグにレインカバーを装着。タンクバッグにはガジェット類をまとめて入れているので濡れるとマズいものが沢山。シートバッグにはシュラフをはじめ、キャンプ道具一式が入っていました。
小雨程度なら、雨がバッグ内に浸潤する前にカバーを付けることができましたが、雨量が凄かったのでシートバッグの中を少し濡らしてしまいました。ライダーはその作業中、ずっと雨に打たれ続けていたのでかなり濡れました(´・ω・`)
それでも一応レインウェアを着こんで付近の雨雲の様子を確認すると、2~3時間は雨が続きそうないことが判りました。現在地より十数km北上すると雨雲通過エリアから脱出できそうなので、サロマ湖の眺望を諦めて北上しました。
洗濯物も溜まってるし、雨で濡れた衣類もコインランドリーで洗濯&乾燥をしようってことで付近のコインランドリーを探して急遽ピットイン!地元民に混じって洗濯乾燥するライダー(*''▽'')
洗濯と乾燥が終わる頃、頭上を境に西側は晴れ!
東側には虹!
しかし、時間は既に5時を過ぎ・・・冷静に現状把握に努める。
- 近くにテント場もホテルも無い。
- ウスタイベ千畳岩キャンプ場に着く頃には夜7時は過ぎるだろう。
- 24時間営業のガソリンスタンドも無い。
今後の方針を考えるためにモスバーガーで1人作戦会議。
もぐもぐ・・・
美味かった(´-`*)
で、どうしよう?
ガソリンは満タンなので200kmくらいは走れる。現在地から半径200km内のガソリンスタンドを検索し、近くでビバークしておいて明朝オープンと同時に給油、北上することにしました。
時間は夜の8時を過ぎ。雨上がりの路面はまだ濡れていて、外気温が下がってきて靄(もや)が出てきて視界が悪くなってきました。
どんどん気温が下がってきたね・・・
雨雲通過したからこんなもんかなぁ・・・
いや、この下がり方は普通じゃないな
分岐間違えてました!
道央目指して山間に向けて標高を上げていたので寒くなっていただけでした(*´ω`*)
Uターンして正常ルートに戻ってくるまで約40kmのロス。中途半端な場所でガス欠にならないようにしなければ!
国道238号オホーツクラインを北上していると、再び小雨(´・ω・`)
ふと「道の駅おうむ」という看板が目に入ったので急遽ピットイン!
ガソリン残量とこの先の天候にも不安があるので、「道の駅おうむ」でビバークすることにしました。
簡易ベッド
明朝、出発前には元にもどしますね(´・ω・`)
明日は日の出と共にスタートして道北を目指します!
「中年男 北海道バイクツーリング(Day 4)」
8/25(Day 4)虹別オートキャンプ場➡羅臼温泉野営場(305km)
道東周遊Day!
昨夜の雨は雨音が聞こえるほどの本降りとなりました。テント張っていたら色んな物を濡らしてしまっていたかもしれません。
7時前に起床しましたが、まだ雨雲が抜けきっていませんでした。スマホで雨雲の位置を確認したところ、あと数時間で抜ける感じ。
出発を少し遅めにすれば、レインウェアを着なくても大丈夫っぽい。今日の最初の目的地は「旧奥行臼駅逓所」その後、本土最東端の「納沙布岬」、世界遺産の「知床半島」を目指します。
「旧奥行臼駅逓所」は保存工事中とのことで、その全容を見ることはできないと思いますが、念のため立ち寄ってみたいと思います。北海道の旅で行ってみたい場所を探していた時に「駅逓」というものを知りました。そもそも「駅逓」という言葉自体を知らなかったので調べてみると「明治から昭和初期まで北海道辺地の交通補助機関として、宿泊・人馬継立・郵便などの業務を行う制度」とのこと。大学で建築工学を専攻していたこともあり、近代木造建築物の「駅逓所」は実に興味深い物件です!
まぁ、予想通りですけどね・・・
文化財として貴重だと思うので、しっかり保全工事(全バラ、交換、補強、組み立て)をして後世に残してもらいたいと思います。
※別海町HPより
別海町旧奥行臼駅逓所調査報告書も読みましたが、別海町に寄贈した所有者と文化財として保存に取り組んできた別海町の方々に賛辞を送りたいと思います。
国道243号パイロット国道(名前の由来は計根別飛行場近隣を走る道という訳ではなくパイロットファームを縦貫する道らしい)で根室半島を目指します。途中、開けた場所があったので、バイクを停めて記念撮影。
快晴ということもあり、画的に今回の旅で撮った写真の中でもお気に入りの1枚となりました。
根室半島に入ったものの、イメージしていたより半島が長く納沙布岬到着まで時間がかかりました。
出発時間が遅めだったこともあり、岬のお食事処でイクラ丼をいただきました。
※普通に美味しかったですが、なんかこうもっとボリューミーなのを期待してましたが・・・
食後、北方館へ。巨大モニュメント「四島のかけ橋」で記念撮影。
北方四島(国後、択捉、歯舞、色丹)は教科書で習いましたが、肉眼で見るのは初めてです(距離的に肉眼で見れたのは国後と歯舞)。領土問題は私が生きている間は解決しないかもしれません。いつか平和的に解決してくれることを祈っています。
来た道を引き返し、次は知床半島を目指します!時間があれば野付半島も・・・と思っていましたが、野付半島手前で15時前後。そろそろ泊まる所を決めないとヤバい時間帯になってきましたよ。
体力的にはまだまだ走れるので、当初の予定通りサロマ湖付近まで走ろうかと思いましたが、世界遺産の知床半島を通過程度で済ませるには勿体ないので、羅臼岳の麓にある「知床国立公園羅臼温泉野営場」をキャンプ地としました。
近くに無料の露天風呂「羅臼温泉 熊の湯」があるとのことで、この旅で初の温泉です!
駐車場からテントサイトまで200mほど距離がありますが、キャンプ道具を運ぶ一輪車を貸してくれるので大丈夫です。平日ということもあり、テントサイトに余裕があったのでファミリーキャンプ用の大きいサイトも利用可能でした!
早々に設営を終え、荷物を降ろして軽くなった相棒と軽く峠を流してくるかなぁと知床峠へ出発。標高が高くなるにつれて外気温がどんどん下がりガクブル状態。※寒さで心が折れた五合目付近
五合目付近で引き返して今夜の宴アイテムを買い出しに行きました。プライベートでめったにアルコールを口にしない私ですが今夜は特別!
知床の空は澄んでいて、星空も素敵でした。
1日の締めは露天風呂。無料ということもあり設備はお世辞にも良いとは言えませんが、熱めの湯船に少しひんやり感じる外気で温泉ツーリングの醍醐味も味わえました。
冬の環境は厳しいと思いますが・・・
道東最高です!
「中年男 北海道バイクツーリング(Day 3)」
8/24(Day 3)百人浜オートキャンプ場➡虹別オートキャンプ場(283km)
キャンプツーリング in 北海道
かれこれ20年以上ぶりのテント泊でしたが、無事に朝を迎えることができました!
芝の上は寝心地が良く、マットを敷いていてもその柔らかさを感じることができます。老体の身体には嬉しいですね!
芝は水分を多く含んでいるのでグランドシートを捲るとかなり水が着いています。テントを水気から守るためにもグランドシートをお忘れなく!
少し天気が崩れ始めてきていて風を強く感じる朝、気持ちがイイ芝生の上でのんびり過ごしていたいのですが、広大な北海道を周遊するには距離を走らなければなりません!心のエンジンをスタートさせて撤収作業を開始します。
昨日は港からキャンプ場までの移動だけで終わったので、観光っぽいこともしたいなぁと思いつつ作業を進めていると・・・
フライシートめくったら なんかいたwww
彼女にこの写真を送ったら怒られた orz
撤収作業に小一時間ほどかかり、出発する頃には雲が広がってきました。百人浜近くのキャンプ場に泊まったので、百人浜が見渡せる景色で写真を!※晴れていればかなり眺望が良さそうな場所でした。
今日の予定は釧路方面へ進むことしか決めていません。今日の夜から明日の朝まで雨が降る予報なので、何処に泊まるか決めかねています。とりあえず走りながら考えることにしましょう~
スタートして暫く北上して寄り道タイム
白い恋人のプロモーションで使用されたハートレイク=豊似湖へ
HEART LAKE篇夏
ヘリコプターやドローンで撮影しない限りハートの形には見えないでしょうが、他のライダーさん達があまり行かなさそうな場所に行ってみたいと思うのが自分らしいです。
えりも町国道336号を北上していると、道端に豊似湖への案内看板があります。
国道から2kmほど山側に入っていくと固く締まった砂利敷きダートになります。その付近からスマホは電波を拾いにくくなり、山間ではGPSの位置情報も正確じゃなくなってきます。
人がいねぇ・・・
でも、野生動物はいそう
重い荷物を積載しているので、バランスを崩さないよう慎重に進んで行きます。途中に分岐があり、分岐先の方が道が良かったので進んでいくと・・・・
行き止まりっぽい(´;ω;`)
こりゃ分岐間違えたなぁとUターン。目的地とは真逆でしたな(´-`*)
砂利&坂道&重積載で超危険なUターンを無事終えて豊似湖の駐車場まで来ました。
駐車場から湖畔までは徒歩で200mくらい大自然の中を登っていきます。
豊似湖畔着
やはりハート形には見えませんでしたが、地理的に観光客が沢山訪れる場所でもないので手つかずの自然がそこにはありました。
林道迷子になっている道中は「木の枝が落ちてるのかな?と思っていたら蛇だった」「熊や鹿が飛び出してきてもおかしくないよ?とかなりビビッてた」でした(*´ω`*)
北の地で一人林道迷子になるとは思っていませんでしたが、後に笑えるハプニングとして記憶に残っているでしょう!
昨晩は謎の罰ゲームで晩御飯抜きとなっていたので、そろそろお腹が空いてきました。セイコーマートのホットシェフでブランチタイム!
大手コンビニには無い暖かさと美味しさが満ち溢れていました。こりゃ人気な訳だわ。駐車場で食事をしながらシールドの掃除をしていると、近隣住民に30分ほど話しかかれられ親交を深めてきました(^_^;)
えりも町から北上する国道336号(黄金国道)がこの旅で一番辛い区間となりました。霧雨なのか霧なのかどちらともいえない状況の中、太平洋からは波しぶきで路面が濡れていて気温も下がってきています。加えて長いトンネルの中は更に温度が低く、トンネルを出るとシールドが曇るほど冷えてました。
国道336号が黄金国道からナウマン国道へ名称を変えても天気は好転する様子もなく、次の目的地「釧路湿原」へバイクを走らせます(´;ω;`)
「釧路湿原」はラムサール条約で登録されている自然保護地域ということで、大自然のパノラマを期待していました。
んが、私が訪れた「釧路市湿原展望台」に到着する頃には雨がいつ降ってきてもおかしくない曇天。確かに湿原方向に180度パノラマの展望台でしたが、湿原から離れ過ぎていて「湿原」を間近に感じることができませんでした。パノラマを楽しむか、湿原を近くで感じたいかで訪れる場所が変わると思います。
いよいよ天気がヤバそうなので、釧路湿原から近くて口コミ評価が高い虹別オートキャンプ場のコテージを利用することに決めました。16時前には到着し、荷物を置いて近くのコンビニで食糧を調達にし行こう!
コテージは雨風をしのげる小屋1棟に裸電球
キャンプ場はオートキャンパーさんが使いやすいようなレイアウトと設備になっています。管理棟に24時間使用可能なコインシャワー、コインランドリー、トイレが備わっていて、施設や管理棟はとても綺麗でファミリーキャンプやアウトドアが苦手な女性でも大丈夫だと思います。
今夜は強めの風雨が来る予報ですが、明日の朝には雨雲が抜けて晴れ予報。信頼してるぜ気象庁!予報通りだと晴れ空の下で道東周遊ができる!
明日は納沙布岬~知床半島~サロマ湖辺りまで行ければいいな(´-`*)
「中年男 北海道バイクツーリング(Day 2)」
8/23(Day 2)苫小牧港➡百人浜オートキャンプ場(177km)
北海道上陸!
いつも夜11時頃に就寝していますが、フェリーの中ではやることがあまりないのでベッドで横になっていると、いつの間にか寝てましたよ!
特技というほどのものでもないのですが、どんなに環境が変わっても横になって目を閉じていれば数分で寝てしまいます(笑)
何時もと変わらず5時過ぎに起床。この時期、日の出は4時30分頃なので甲板へGo!
東の空を見ると太平洋に昇る太陽を見ることができました(´-`*)
直前まで仕事モードでしたので、なかなか旅モードに頭が切り替わっていませんでしたが、フェリーからの景色で一気に旅モードへ!
沖から日本列島を見るとこんな感じに見えるんですねぇ~。
GoogleMapで現在地を確認すると岩手県沖を航行中のようです。
意外に日本列島の沿岸から離れずに航行していて、下図のような沖合を航行してる訳ではないんですよね。
昼過ぎまで何もすることが無いので、北海道の数日先までの天気予報と時計回りか反時計回りのどちらで行くかを熟考し、反時計回りで行く計画にしました。1日の走行距離が300km程度と考えているので、天気予報と走行距離が計画通りなら道北を周遊するタイミングは快晴のはず!
フェリーを下船してから夕方までに到着するキャンプ場を検索・・・
今日は百人浜オートキャンプ場でテントを張ることに決めました。GoogleMapの口コミ情報では評判が良さそうです。
苫小牧港には定刻通り13:30に入港し、下船して荷物の積載をやり直して苫小牧を14:00に出発。港周辺から国道235号へ入り南下していきます。とにかく見通しがよくて直線道路が多いです。
時期的なこともあってヘルメットのシールドに虫が激突して直ぐ汚れてきます。ヘルメットサイドマウントでビデオ撮影もしていましたが、レンズカバーに虫が激突して綺麗な映像を撮影するのが難しいようです(´・ω・`)
苫小牧港から目的のキャンプ場までは170km以上あります。
首都圏で同じ距離を走った場合、一般道では20km/hで時間計算をしているので所要時間8.5時間の距離です。北海道は交通量も信号も少ないので、休憩無しで走れば3時間少しで到着できる模様?!ある意味すげぇ(*´ω`*)
2時間(約80km)ほど走って道の駅サラブレッドロード新冠に隣接するコンビニで休憩。北海道ツーリングライダー御用達のコンビニ「セイコーマート」初入店です!
新冠郡の国道235号線を走っていると馬が放牧されていたり馬小屋のような建物をよく見かけたので、新冠は競走馬に関連する産業が多いのかな?と思って休憩中に調べてみると、やはりそのようでした。残念ながら競馬には全く興味が無いので、そのままスルーです(笑)
水分とニコチンを補給して再びキャンプ場を目指してリスタート!空は晴れてますが、国道は海沿いとなっているので海からの風がやや強く、陽が傾いてくると肌寒く感じました。
事前にテストキャンプを行っていなかったので、新規購入したテント道具一式はぶっつけ本番で設営しなければならず、真っ暗な中でテントの設営をしたくないなぁと気力を振り絞ってペースを維持します。
キャンプ場には18時過ぎに到着し、荷物を降ろしてテントを張り終わった頃にはかなり暗くなっていました。初キャンプで初設営の場合は、時間に余裕を持ってテントを張ることを強くお勧めします!若い頃に経験していたとは言え、今回のキャンピング道具一式は殆ど新規で揃えた物が多いので、設営には時間がかかりました(´・ω・`)
キャンプ場は綺麗な芝で整備されていて、管理棟にトイレとコインランドリーが24時間使用できる設備があります。また、バイク駐車場からテントサイトまでの距離が数メートルと近いのもGoodなポイントです!
キャンプ場から徒歩数分の場所に300円で入浴ができる「えりも町高齢者センター(19時まで)」があり、そちらで入浴を済ませてこの旅初めてのテント泊となりました。
今回の旅はカメラ撮影用の三脚を持参してきているので、星空の撮影にも挑戦してみました。 カメラ撮影の基本的な知識が殆どないので、いろいろ試して経験するしかない!トライ&トライ&トライです(笑)
RX100M5を使いこなせるように頑張ります!
時間的に晩御飯を食べるのが難しかったので・・・
飯抜きとなりました(罰ゲーム?)
明日はどこまで走ろうかなぁ
「中年男 北海道バイクツーリング(Day 1)」
8/22(Day 1)東京都大田区➡茨城県大洗町(135km)
北海道へ行こう!
そう決めたのは昨年の9月。
スケジュールに私用を登録することはあまり無いのですが、北海道をバイクで周遊するためにはある程度まとまった休暇が必要になるので、休む日程だけは1年前に決めてスケジュールに登録していました。
往復のフェリーは予約受付を開始する乗船日の3ヶ月前に予約を済ませていましたが、出発日が近づいてきても何処を訪れるかは決めておらず、グーグルマップにひたすら行きたい場所をプロットする作業を続けていました。
ソロツーリングなので、「自分が行く!」と決めた場所が目的地になるのでルートも休憩ポイントも自分次第。初めての北海道ツーリングは気ままな旅になりそうです!
フェリーを使った長距離ツーリングはかなり昔に経験していました。私がまだ大阪に住んでいた頃、GWに東北ツーリングをする時に名古屋から仙台までフェリーを使ったことがありました。今回の旅は、茨城県大洗港を18:30に出港し、翌13:30に北海道の苫小牧港に入港するフェリーを使用します。
自宅から大洗港までは130km少々。高速道路を使用すれば2時間と少しあれば到着できるので、昼過ぎに自宅を出発しました。
※出発前の様子
環状7号に出る道の選択を誤ったせいで、無駄に20分ほどロスをして大洗港には17時を少し過ぎて到着。お盆の時期からズレているので、北海道に向かうライダーさんは自分を含めて10台にも満たない数でした。
明日の昼過ぎには北海道!お盆時期に北海道を走っていたTwitterフォロワーさん達は天気に恵まれなかったようですが、私が北海道にいる期間は晴れ予報が多いので、北海道の雄大な景色の中をバイクで走るのが楽しみです!
さて、明日は何処に泊まるか考えよう(´・ω・`)
※乗船直後 大洗港の夕焼け
※出港時 港湾施設のライトが海面に反射して幻想的