バイクのある生活 リターンズ

    XLR250Rを降りてから20年。40半ばにして、ライダー復活を果たした中年男のブログである。

「中年男 WRフロント周りに電源供給ラインを作る」の巻

電源の設置もネット情報を参考に考えました。

イグニッション連動の回路を作ったり、気にせずバッテリーに直接繋いだり様々です。

 

その中で気になった例が

 

「ヒューズボックスのミニ平型ヒューズを差し替えて電源を取る方法」

 

 

 

エーモン工業 ミニ平型ヒューズ電源 10Aヒューズ差替用

前からエーモンにこんな便利グッズありましたっけ?

ミニじゃない平型もあったりアンペア数が違ったりしますので、ちゃんと調べてから購入しましょう!

WR250Rのヒューズボックスは左シュラウド内にあるので、ラインの取り回しが楽そうです。

 

 

SFJ株式会社のUSB Stationダブル2 5V 2.1A USB端子 2口タイプ

電源の終端はUSB×2をチョイス。

スマホの普及でミニUSB口から電源を取る機器が多くなりましたね!
シガーソケットタイプも考えましたが、終端が大きくなるのと、接触不良が多そうなイメージがあるので今回はパスしました。

 

 

回路を作るのは炎天下の屋外でなくてもできるので、エアコンで涼しい屋内で作業しました。

 

USBステーションのリレーからバッテリーに繋ぐコードを、リレーから3cm程度の所まで赤青の2本に割き、1本から2本になる部分を補強しておきます。

次に、ビニールテープで補強した所から赤コード5cm程度を残してカットし、カット部分から防水スリーブを通した後、オスキボシを電工ペンチでカシメます。

 

エーモンのミニ平型ヒューズ電源の終端はメスキボシになっているので、作業して作ったオスキボシと繋げ、防水スリーブ同士も繋げて水が入らないようにできれば準備完了です。

オスキボシとオスキボシ用防水スリーブは予め自分で準備する必要があります。 

 

これで

 

WRバッテリー(プラス)
→純正ハーネス
→ヒューズボックス
→ミニ平型ヒューズ電源
→USBステーション(プラス)
→USBステーションリレー
→USBステーション(マイナス)
→WRバッテリー(マイナス)

 

の回路が出来上がり、イグニッションONで「通電→USBへ電源供給」の仕組みが出来上がります。
USBステーションから出ているマイナスコードは、作業の最後にバッテリーに繋げるため、ラインの取回し作業がし易いように小さく束ねて仮留めしておきます。

 

リレーからUSB終端までのコードは、ライトカウル内を通す予定なので100均のスパイラルチューブで纏めておきました。

偶々半透明のスパイラルチューブしか在庫がなかったのですが、黒があれば既存ハーネスっぽく見えるので、これから作業を考えている方は黒をお勧めします。

 

 

外装を外して事前に作っていた回路を組み付けていきます。


ヒューズボックスの蓋を開けて10Aのミニ平型ヒューズをペンチで引っこ抜きます。

抜いた箇所に電源分岐させるためのミニ平型ヒューズ形状の割り込み分岐を差し込みます。

ヒューズボックスの蓋を閉める時に赤いコードに圧がかかるので、蓋にコードを通すための切込みを入れておくと良いと思います。

私は何も考えず、蓋の上側に切込みを入れてしまいましたが、水の侵入を考えれば蓋の下側に切込みを入れる方が正解だと思います。

USBステーションのリレーを既存ハーネスに結束バンドで留めます。

 

 

次にUSB終端までのラインを既存ハーネスに沿って取り回していきます。
ライトカウル内を通さずにトップブリッジに持ってくるラインは一番楽ですが、ハンドルを左に切った時にラインの弛みが大きく、ブッシュとかに引っ掛かると破損しちゃいます。

 


ハンドルスイッチ類のハーネスと同様に、ライトカウル内を頑張って通します。
WR250Rはライトカウルも小さく、ハーネスを通すためのクリアランスが殆どありません。

シガーソケットタイプはUSBより大きいため、シガーソケットをライトカウル内から通すことを考えている方は、ライトカウルを外して作業することをお勧めします。

イグニッションホルダーの左にハーネス用のガイドがあり、既存ハーネスが通っているので下から通すのは至難の業です。私は上からコードを下ろし、USB終端に結束して引き上げる方法でなんとか通しました(USBが2つなので2回頑張りました)。

 

後はUSBステーションのリレーから出ているマイナスコードをバッテリーのマイナスに繋げれば完成です。

画像はありませんが、USBステーションのバッテリー接続コードは、長さ的にかなり余裕があるので、延長用にコードを繋いでいく作業は不要でした!

 

バッテリーまでのラインは、既存ハーネスと同様にGタンクが載っているフレームの下を通りGタンクの下をシート下まで這わせていきます。

この時、Gタンクを固定していると作業が出来ないので、3点ヘキサゴンを外してGタンクをずらせるようにしておくのがポイントです(フェールホースは抜かなくても大丈夫)。

 

上記写真はGタンクをちょっとずらした状態です。

 

屋外での作業時間は30分程度で済むと思います。

ライトカウル内を通す作業が難所で一番時間がかかりました。

 

次は「フロント周りにマルチステーの設置する」を書きたいと思います。