「中年男 フロント周りにマルチステーの設置する」の巻
ネットでスマホやカメラをマウントする方法を調べた結果、「ハンドルに直接マウントする方法」か「マルチバーを増設し、マルチバーにマウントする方法」の2つのようです。
オフ車のハンドルはノーマルでこんな感じ。
ハンドルブレースが邪魔になり、ハンドルに直接マウントできる場所は殆どないですね。
「ハンドルブレースが無いテーパーハンドルに変更して、ハンドルに直接マウントする」
「非テーパーハンドル+極太ハンドルブレースに変更して、ブレースにマウントする」
いろいろ検討しましたが、ハンドルの交換は少し先になりそうなので、今回はマルチバーを増設する方法でやってみたいと思いま〜す。
次にマルチバーの増設は「左右スイッチ部」「ハンドルポスト部」「ステムナット部」の3パターンあり、それぞれの長所短所をイメージしてみます。
<左右スイッチ部への増設>
作業は簡単そうですが、ハンドルを切ったときに遠心力でマウントしていたスマホが発射しないか?という疑問。マウントの保持力が高いしっかりとしたものを選び、飛び防止のコードをかけておけば問題ないかな。しかし、オフ車のハンドル取回しの軽さをそのまま残したいので、遠心力の影響が大きい「左右スイッチ部」への増設はボツとしました。
<ステムナット部への増設>
WR250Rのノーマルステムナットとハンドルとのクリアランスは狭く、ステーの増設作業は難航しそうです。ハンドルの中心に設置するため、遠心力の影響が小さくハンドル取回しもノーマルに近いと思います。しかし、ハンドルブレースの干渉を避けるため、ステムナットからブレース上部まで高さを出すために長めのスペーサーを入れる必要があり、ステムナット1点留めとスペーサー1本でマルチバーステーを浮かせようとすると不安定になるので「ステムナット部」への増設もボツとしました。
<ハンドルポスト部への増設>
ブレースとのオフセット不足で干渉するのでは?という疑問。WRのハンドルポスト部へマルチバーを増設した実例報告をネットで見つけられ無かったので、自分の実車でハンドルポストのボルト位置とブレースのオフセットを確認し、増設可能と判断しました。
DAYTONA マルチバーホルダハンドルPクランプ(ブラック)
ハンドルポスト左右ピッチ60〜110mmに対応、附属品はM8ヘキサゴンボルト、M8ワッシャー、スペーサー(高さ15mm)です。因みに、WRのハンドルポスト左右ピッチは、ネジ穴中心計測で100mmとなってます。
ヘキサゴンボルト、ワッシャー、15mmのスペーサーは全て錆びる素材だったので、ネジとワッシャーはステンレス、カラーはアルミに入れ替えてます。
作業する前にハンドルブレースより前(ライトカウル側)にするか後(Gタンク側)にするか位置決めをします。ブレースより前だとメータ類が殆ど見えない。後だとメーター類もバッチリ見えてます。タンクへの干渉もなくイイ感じです!オフ車のライディングポジションは上半身が起きているので、多少ライダーに近くても大丈夫かな。
ハンドルポストの受け側、押し側共にノーマルを使用して、タンク側のノーマルボルト2本をロングボルトに替えてスペーサーとマルチバーを共締め、固定します。
ハンドルブレースからのクリアランスもバッチリです。
正面から見るとマルチバーが頭一つ上に出ています(ちょっと高いかな)。
スマホホルダーをマウントしてみました。
試験運用で使い勝手・不具合を確認し、高すぎるようならスペーサーの高さを15mmから低い物へ入れ替えれば大丈夫でしょう!しっかり付いていますが、走行中の振動やギャップを越えた時の保持力検証は、今後のツーリングで行います。
USB×2をマルチバー中央にマウントしてみました。ライダーから見てUSBを挟んで左がスマホ、右がカメラをマウントする計画です。なかなかの仕上がりになってませんか?
「自分が納得できていれば、それでイイのだ!」
ついでに純正ミラーからボールジョイントのミラーへ変更しておきました。
バイクいじりより、ツーリングに出かけたいですな。