バイクのある生活 リターンズ

    XLR250Rを降りてから20年。40半ばにして、ライダー復活を果たした中年男のブログである。

「中年男 WRシートに衝撃吸収材を埋め込む(前編)」の巻

日帰りツーリング伊豆、南房総でそれぞれ往復300Kmを走行した結果、大半の方が指摘しているように「尻痛」が問題に感じてきました。WRに快適性は求めてはいけないと判っていますが、来年の夏は北海道ツーリングも考えているので、ロングツーリングができる仕様にしたいですね!

 

シートにゲル座布団やメッシュカバーを付ける方法もあるようですが、見た目ノーマルに拘りたいところなので、ウレタンのベースに埋め込む方法をDIYでやってみようと思います!

 

先ずはベースとなるシートをヤフオクで入手。

程度の良いシートを入手することができましたよ!

 

ウレタンに埋め込む素材はこちら。

「ソルボセイン(ソフト)」をチョイス。Amazonの「よく一緒に購入されている商品」で出ていた「衝撃吸収シート」も同時に購入してみました。これで効果が薄いようなら硬度0の「スーパーゲルシート」を購入して「ソルボセイン」からリプレイスしてみる予定です。

 

ちなみに、「衝撃吸収シート」(3mm)+「ソルボセイン(ソフト)」(5mm)「ソルボセイン(ソフト)」(5mm)を3枚重ねにしてポイント圧力をかけた場合のたわみ具合はこちら。

「衝撃吸収シート」はそこそこ吸収してくれそうな感じです。当初は「衝撃吸収シート」(3mm)+「ソルボセイン(ソフト)」(5mm)の2枚重ねにする予定でしたが、このたわみ検証をした結果、3枚重ねに変更しました。

※10mm×10mm×5mmの「ソルボセイン(ソフト)」4枚を追加発注しました。

 

 

追加発注した4枚が到着するまでにできる作業を進めました。

先ずはシート表皮の剥ぎ取り。

シートベースに表皮が止められているホッチキス針をマイナスドライバーで抜いていきます。

じわーっと力をかけていく方法が表皮を傷めずに針を抜くポイントのようです。ラジオペンチで針を垂直に抜くのが一番正しいやり方かも?

 

次に埋め込む素材の採寸です。

「衝撃吸収シート」に「ソルボセイン(ソフト)」10mm×10mmを4枚並べて20mm×20mmの大きさの「衝撃吸収シート」を切り出します。

柔らかい素材をカッティングするのは普通のカッターでは難しいので、鋭利で接触面積の少ない「デザインカッター」で行いました。

一気にテンションをかけてカットするとたわみで歪んでカットされるため、一定のテンションで少しづつ数回にわけてカットするようにした方がよいと思います。

※「デザインカッター」はダイソーで売ってます。

 

埋め込む素材のカットが終われば、シートに埋め込む部分のマーキングです。

 WRのウレタンシートには左右溝が掘られています。溝の間を測定して中間地点をマーキングし、前後マーキングをした部分を縦に線を引けば中心線が書くことが出来ます。

20mm×20mmの大きさに切り出した「衝撃吸収シート」の中心にマーキングし、それぞれのマーキング位置を合わせれば左右対称になる位置決めができるようになります。

 

わん曲しているウレタンシートに「衝撃吸収シート」を沿わせてウレタンシートに埋め込み部分となる線を書いていきます。線が書き終わったら、線にそって「デザインカッター」で切込みを入れていきます。後は内側を埋め込む深さまで掘っていくだけです。

※私の場合は3mm+5mm+5mmの13mmを埋め込みますので、13mmを掘り下げました。

 

私はノコギリ刃状になったカッターをダイソーで購入していたので、ザクザク表面をはぎ取る感じで切り取り、10mm前後の深さになった頃から「アラカン」で形成しながら深さを出していきました。

 

こちらホームセンターで1,000円以上しますが、あった方が作業時間の短縮や仕上がりが全然違ってくると思います。

 

 

 

<重要ポイント>

ウレタンシートの表面で20mm×20mmで埋め込み部分を位置決めしていても、掘り進めると

表面部分の長さより掘った後の表面部分の長さの方が短くなります。

バームクーヘンの外側と内側で弧の長さが異なる原理と同じですww

 

取り敢えず、3時間程度で埋め込み手前までの作業が終わりました。

追加発注した「ソルボセイン」が到着次第、埋め込み作業からシート外皮取り付けを行いたいと思います。