「中年男 ソロツーリングで福島山形に行ってきた」の巻
「のすけ」さんの「最高☆ハイパーモタード(DUCATI HYPERMOTARD 796 )」で見た峠駅の写真に感銘を受け、いつか自分も行ってみたいと思っていました。
8月後半から9月中の週末天気のイイ日にと思っていましたが、なかなか天候に恵まれず延び延びになっていました。10月8日〜10日の連休最終日にようやく曇り時々晴れの予報が出たのでロングツーリングを決行しました!
目的地「峠駅」渾身の1枚
が、しかし・・・急に秋の気配が進み、当日の福島と山形の気温予想は平野部で17℃前後。出発当日は4時に起床しましたが、肌寒い気候の中で高速道路を時速100kmで走行すると体感温度は相当下がりますし、振動や風圧に身体が耐えれるのか?
10月中にもう少し暖かい気候でツーリングできる日があるかもしれないし・・・と出発を迷っていると2時間近く経っていました。
バイクを買ったなら、走ることを迷うな!
まだ見ぬ風景をこの目で見るために走るのだ! by 中年ライダー
モトブログ用のアクションカム装備をセットし、雨天走行用のレインギア一式を積み込んで首都高速〜東北自動車道で福島山形を目指して激走です。
とは言っても、リッターバイクやSSと違って、こっちは250ccのオフロードです。
WRは良くできたバイクですが、高速長距離走行は一番苦手です。オンロード走行寄りのパターンとは言え、オフロードタイヤのグリップ限界性能は高くないですし、走行風をモロに受けるライディングポジションは高速走行には厳しいものがあります。
タンク容量もロングツーリング向きではないので、高速道路のSA毎にピットインして「身体を休めて給油」を繰り返します。
※理論上ではSAを1つ飛ばしに給油していればガス欠にはならないはずです。
「那須高原SA」にて
郡山南ICで高速を降り、県道で猪苗代湖へアプローチします。
途中、県道に並行したダート区間を含む林道を走行する計画でしたが、入り口を見落としたためそのまま県道を走行して12時過ぎに猪苗代湖畔に到着。
コンビニで軽く食事を済ませ、県道9号〜国道49号・115号〜県道2号(西吾妻スカイバレー)で桧原湖に到着。
「桧原湖」にて
峠付近は標高が高くガスが発生していました。外気温度は12℃前後、体感温度は一桁台です。中綿無しの防風ジャケット2枚重ねでギリギリ耐えれるかな?といった具合でした。
「白布峠」にて
※晴れていれば、眼下に桧原湖が広がっていたはずです。
「のすけ」さんのブログで、米沢市側県道232号から「峠駅」にアプローチするのは道が酷すぎてやめた方がいいとの情報を得ていましたが、敢えてその道を走ってみます!
・・・
確かに酷い道でした
※台風による被害もあったと思います
オフロードバイクで良かった というのが素直な感想です。
確認作業は未だですが、モトブログ用に撮影しながら走行をしていたのでどれだけ酷い道なのかを動画で確認してもらえると思いますww
県道232号分岐「標識前」にて
ようやく県道から峠駅や姥湯温泉へアクセスする支線に到着。写真右に写っているゲートが酷道の入り口です。この標識から約3キロで目的地の「峠駅」です。支線はもちろんガードレールも無く、雪や雨でアスファルトが剥がれたり、ひび割れたり、浮き砂利が多数あったりしてバイク走行するにはリスクが高すぎますぜ!
この先に人口建造物があるのか?と思っていると、不意に駅舎が見えてきました!
「峠駅駅舎の外観と内部」
到着時には15時を過ぎていたので誰もいないかな?と思っていると、2台のオフロードバイクが駅舎を見に来ていました。私と彼等はバイクに乗ったままヘルメットを被ったままでお互いを労いながら無言で会釈し、そして彼等は去っていきました。
早めに撤収しないと帰宅が深夜になります。急いで駅舎内にバイクを乗り入れて記念撮影。
※軌道がある箇所は立ち入り禁止となっていますが、旧スイッチバック軌道箇所は駐車場になっているようです。
さて、目的を達成したので帰るぜってことでナビアプリでルート検索。
「残り350km 所要時間 5時間」
(´・ω・`)
まぁ、冷静に考えればそうですよね。
東北自動車道が連休最終日で渋滞が発生していたため、「磐越自動車道」経由「常磐自動車道」で帰るルート。休憩時間も考慮すれば7時間以上かかります!意を決めて再び高速を時速100kmで激走です。
「磐越自動車道」街灯も無く、走行車両が少なく、山間を走る道なので、全工程の中で一番寂しくて辛かったです(◞‸◟)
途中、給油で立ち寄ったSAで喜多方ラーメンを食べて身体を温め、尻痛・腰痛・手のしびれに耐えて走り、走っては休憩して身体を回復することを繰り返し・・・
本日のラストショット「守谷SA」にて
自宅まで残り50km常磐自動車道の守谷SAで最後の休憩。この時点で22時30分を過ぎていました。40歳半ばの中年男の身体も随所に痛みが出ていてほぼ限界。残り1時間の走行ができるよう長椅子に身体をしばし横たえて回復を待ちました。
なんとか気力を振り絞って走り出し、自宅に到着したのが23時45分。
総走行距離710km、延時間16時間の旅をWRと共にやり遂げました!
身体の痛みは数日で無くなるが、
相棒と見てきた景色と写真はずっと残る!
バイクツーリングとはそんなも・・・ですね!
帰宅するとAmazonから荷物が
次の週末に取り付けです!