「中年男 駆動系カスタム&メンテナンス(その4)」の巻
その3からの続き・・・いよいよ最終章です。
手順15【前輪を取り外す】
Fアクスルシャフトの左側にナットがあるので外します。
次にFフォーク終端にシャフト留めボルトが2箇所で固定されていますので、それらを緩めればアクスルシャフトが抜けるようになります。
力技で抜けないようなら、反対側からプラスチックハンマーで叩いて押し出せばOKです。
アクスルシャフト、ナット、カラーは組み付けるまでに清掃しておきます。
フロントのカラーは左右で形状が異なりますので組み付ける際に間違わないように!
手順16【前輪にビードストッパーを組み付ける】
後輪と違って前輪のタイヤは外しやすい!
体重を乗せて手で押せばビードが落ちるほどなので、タイヤレバーでビードを掘り出すのも容易いもんです。レバーでホイホイ掘り出してタイヤとチューブを外します。
FリムはRリムと違ってビードストッパー用の穴が1箇所しか空いていません。ビードストッパー用の穴はエアバルブ用の穴のほぼ反対側になります。
ニップルの状況を確認したところ、錆がかなり進行しています(´・ω・`)
今回の作業ではニップル交換を想定していなかったので、交換作業は少し先・・・かな。
リムにビードストッパーを装着し、タイヤの軽点マーク(赤丸)をビードストッパーに合わせてタイヤを組み付けていきます。
ガソリンスタンドで空気を入れてきま〜す!
Rタイヤと同様に2倍の空気圧(3.0気圧)まで入れてビードを出し、持ち上げて落として慣らせばビードは綺麗に上がってます。その後、規定の空気圧まで空気を抜いて終了。
ビードクリーム不使用(*´ω`*)・・・一応、クリームは持ってます!
手順17【前輪を組み付ける】
手順15の逆順で組み付けていきます。
アクスルシャフト全体とカラーの内側にグリスを塗布し、リムに左右間違えないようにカラーを付けてシャフトを差し込みます。リアと違って、Fフォークが左右に振れるのと、フォーク自体が回転するのでとても入れづらかったです(´・ω・`)
※今思えば、ハンドルを左右どちらかに振っておけば良かったのかな・・・。
シャフトが入ればFフォーク終端のシャフト留めボルトを締め付け、シャフト受けナットを仮締めすれば終了です。
手順18【全体調整】
バイクをジャッキから下ろし、仮締めしていたRアクスルシャフト・Fアクスルシャフトそれぞれの受けナットの本締めをします。
Fスプロケットを留めていたナットですが、外す時は1人でバイクに跨りメガネレンチをかけて手動インパクトで緩みましたが、締める時はさすがに1人では無理です。
犬と散歩していた彼女に応援を頼んでRブレーキを踏んで貰いました。本締め後にナットについている緩み止めのバリをドライブシャフトの切り欠きに貫通マイナスドライバーでくい込ませてます。Fスプロケカバーやガイド類を組み付ければ全ての工程が終了です!
「ヨシムラ」と「SP忠男」のステッカーをサイドカウルに貼ってステッカーチューンも完了!
20数年ぶりに本格的な作業を行いましたが、なんとか様になりました(*´ω`*)
試走で今回のカスタム&メンテナンスで狙った方向性を確認しました。
中速回転域の少し手前から高速回転域まで
加速が凄いことに!
なりました(笑)
SP忠男のPOWER BOXの低回転域の粘りに加え、ヨシムラRS−4Jの抜けのよさから吹け上がりが鋭くなり、パワー感も増しています。登り勾配の林道も2速3速が使えるようになると思っていますが、実走後に改めて追加報告したいと思います!
今後の作業にきっと役立つであろうサービスマニュアルもようやく到着しました!
12月29日から1月3日まで年末年始休暇なので、ハンドルでも交換しようかな・・・
ラフ&ロードは大晦日まで営業中だそうです!