バイクのある生活 リターンズ

    XLR250Rを降りてから20年。40半ばにして、ライダー復活を果たした中年男のブログである。

バイクレストア

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 10(クランクケース加工)

RMX250Sを購入する前にネットで車体の情報をいろいろ調査したところ、クランクベアリングの焼き付きによるトラブルがあるという情報を見ました。使用状況が異なるため正確な原因は特定できないものの、どうやらクランクベアリングへのオイル供給不足が原因の…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 9(シリンダー清掃③)

2018年の7月は異常な暑さが連日続いてます。日陰とはいえ、外でレストア作業をやっていると汗が滴り落ちてきます。 吸気ポートはその形状が研磨しづらいので諦め、排気ポートの研磨をしました。【研磨前】 鋳造型の合わせ部分が少し段付きになって縦の筋が見…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 8(シリンダー清掃②)

本格的なシリンダー清掃に取りかかります! 排気デバイスを取り出した後の挿入孔向こうに燃焼室が見える!排気デバイスが収まるオーバル形状と排気デバイスの形状の精度が悪い(隙間が多い)と、ココに排気ガス諸々が流入してくる。逆に精度が高いと僅かな汚…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 7(AETC排気デバイス清掃)

シリンダーを清掃する前に排気デバイスを取り外して清掃します。 SUZUKIの2stエンジンに搭載されているAETC(Automatic Exhaust Timing Control)。 AETCはスライド式のバルブによって排気ポートの断面積とポートタイミングを変化させ、中低回転時の乗りやす…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 6(ピストン清掃、シリンダーヘッド面研)

ピストンヘッドには乾いたカーボンがびっちりと堆積していました。2stエンジンではガソリンにオイルを混合して爆発させているため、オイルが燃焼してヘッド部に付着するのですが、定期的に清掃しないとトラブルのもとになります。 一連のレストアでキャブレ…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 5(シリンダー清掃①)

シリンダー清掃するためにはシリンダーを外さねば… フムフム、その前に色々と外すのね・・・ピポットシャフト以外のマウントボルトを外してエンジンを浮かせる…だと?こりゃ大変なことになってきたなぁ。 ここからは作業が難航したためプロセスの写真があり…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 4(シリンダーヘッド清掃)

キャブレターの清掃が終わったので、フェールラインを通してエンジン始動のテストをしても良かったのですが、走行距離とキャブレターの状態から判断して腰上OHも必要だと判断しました。シリンダーとピストンの清掃&消耗部品の交換を行います! 相変わらず簡…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 3(キャブレター清掃②)

サービスマニュアルにキャブレターの分解方法を記載していますが、やはり初めて作業をする人にとっては判りづらいかもしれません。最近のバイクはFIで燃調管理をしていますので、キャブレター構造を理解しなくても問題はありませんが、キャブレター搭載バ…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 2(キャブレター清掃①)

キャブレターを清掃するにはバイクから取り外さなければ出来ません。 まずは外装とタンクを外します。サービスマニュアルには外装の着脱手順を書いていますが、ここは経験を頼りにマニュアルを見ずに進めます(^_^.) シートは左右1本づつヘキサゴンボルト外…

【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 1(バイク入手)

WR250Rで20年振りにバイクの世界に戻ってきた私 私が大学生の頃は、250ccのレーサーレプリカが全盛であり、YAMAHAのTZR250(3MA)を普段の足として、HONDAのNSR250R(MC18)をSP(=Sports Production)レース練習用として所有していました。 SPレースは市販車に改…