「中年男 駆動系カスタム&メンテナンス(その2)」の巻
その1からの続き・・・
手順7【Rスプロケットを交換する】
Rスプロケット交換と同じタイミングでタイヤの脱着(ビードストッパー装着のため)作業も行いましたが、タイヤを外す際にRブレーキディスクやスプロケットにタイヤレバーをヒットさせて傷つけてしまうリスクがあるため、タイヤの脱着を先に作業した方が良いと思います。
※タイヤの脱着作業が無い場合は気にしなくてよい
7,000kmを走行した純正Rスプロケットが左です。意外に山が残ってる印象です。
今回の交換は消耗によるものではなく、純正43丁から48丁へ丁数を上げるのが目的です。SUNSTAR製のステンズ(林道制歯)をチョイスしました。
※アルミの48丁が品切れだったため
ハブに6箇所止め。純正は、外側にヘキサゴンボルト、内側に緩み止め付きの座付ナットで固定されていす。最初、内側の座付ナットがハブに固定されているものと勘違いしていて、外側をレンチを緩めようと頑張りましたがビクともしませんでした(´・ω・`)
外側をレンチで固定、内側のナットをメガネで緩めるやり方が正解だと思います。
ステンズのスプロケットが想像以上に激薄です!薄いままだとチェーンと噛む時に遊びが大きすぎてチェーン外れが起きそうですが、歯を互い違いに内外へ振り分けることにより薄いがゆえのリスクを解消しています。このアイデアは昔からあるものかな?
ステンズに同封されてくるボルト&ナット類でハブに固定するわけですが、座付ナットではなくワッシャー+ナット(緩み止め無し)でした。製品は精度よく作られていますが、慣らし走行後に増し締めが必要かと思います。ネジロック剤を塗布する方が正解かも?
手順8【Rビードストッパーを装着する】
DRCリムロック(ビードストッパー)ビードストッパーの必要性はネットで調べて下さい(笑)
先ずはタイヤをリムから外します。
タイヤの外し方はYoutubeで検索すれば出てきますので、そちらを参考に・・・。
※20年以上ぶりにタイヤレバー(3本)を使っての作業
WR純正のリムは、ビードストッパーを装着する用の穴が2箇所に開けられています。
今回はチューブバルブがある箇所の向かい側に開けられた場所に装着しました。
今回、装着したのはメタルタイプのものです。メタルタイプより軽量のナイロンタイプもあるようですが、ラフ&ロード川崎店の取扱いはDRCのメタルタイプのものでした。
WR250R純正のリムサイズは
フロント21×1.60、リア18×2.15
となっています。ビードストッパーにも複数のサイズがありますので、フロント用は1.60 inch リア用2.15 inchのものを購入して下さい。
ビードを上げる(リムにタイヤのビード部分がはまる)には空気を入れなければできません。
空気入れを鬼のように上下運動して空気圧を高める方法もありますが、疲れるので別の方法で(*´ω`*)
ビードが上がっていない状態のタイヤ付きリムを車に乗せ、最寄りのガソリンスタンドへ持込みます。ガソリンスタンドには高圧空気を入れる空気入れが備え付けられているので、規定値の約2倍(3気圧)を一度入れてから空気を抜いて1.5気圧まで下げました。これでビードは上がっているはずです。
念のため、タイヤを高く持ち上げて地面に落としてバウンドさせる動作を1周分やっておきました。効果があるかどうかは定かでないが・・・( ˘•ω•˘ )
家に帰ってきてビードストッパーのネジを締め込み、リムとビードストッパーの間にビードがサンドイッチされて固定させれば終了です。
手順9【チェーンを交換(切断)する】
切断準備中・・・
グラインダーで山を削ります!(所要時間30秒)
DIDの「かし丸君」でジョイント棒を押し出せば切断完了です。
グラインダーは関東のホームセンター「ケイヨーD2」PBで3,000円弱とお手頃価格。
頻繁に使うものではないですが、1台持ってると便利ですよね!
手順10【Fスプロケットを交換する】
古いチェーンを外しているので、後はリフトアップ前に緩めていたFスプロケットのナットを外してドライブシャフトからスプロケットを引き抜けばOKです。
Rスプロケットと同様、歯自体はさほど消耗していませんが錆が酷い。
普段はカバーで見えませんが、小まめにカバーを外して清掃しなければ・・・。
交換品はRスプロケットと同じメーカーのSUNSTAR製。純正13丁からの丁数変更はなし。
贅肉が削ぎ落とされ純正より軽く感じます!新しいスプロケットをドライブシャフトに差し込み、ネジで仮締めしておきます(バイクはリフトアップ中なので)。ジャッキから降ろした後に本締めを行いましょう。
新しいチェーンを組み付ける前に、チェーンガイドやスライダーに油、砂、その他諸々の付着物を徹底清掃!スイングアーム内部も脱脂してパーツクリーナーで綺麗にしておきます!
ショップで部品交換や組み付けをお願いしても清掃までやってくれませんので。
作業はまだまだ続くのであった・・・