「中年男 WRで行く群馬北部林道ツーリング(レポート3)」
レポート3は林道万沢線、野反湖観光が中心となります。
これまでの経緯はコチラをご覧ください。
【林道 万沢線】
四万川の支流新湯川沿いから相ノ倉山の南を通り国道405号野反湖方面へ抜ける21kmのロングダート(一部舗装区間を含む)。四万野外スポーツ林から先がダート林道となります。
序盤
走り始めて道幅が狭いなと感じました。沢になっている左岸右岸を入れ替えながら奥に進む感じで、序盤は峡谷を縫って走る感じの印象でした。南岸が開けていないので、日影だったり水捌けが良くなかったりする部分が多いです。また、路面は砂利というより小石敷きのような感じですが、全体的には走りやすい印象でした。
中盤
峠に向けて何度か九十九折のような急カーブを経て高度を上げていきます。相変わらず路面は小石敷きですが、落石が道に落ちてきている頻度が多くなってきます。高度が上がるにつれて日影も少なくなり、峠の少し手前から舗装路になります。
相ノ倉山の山頂から南に伸びる尾根を越える峠にある広場
終盤
峠を越えると白砂川に向かって急激に落ち込んでいく地形となっていて、急斜面を這うように舗装道が敷かれています。おそらく、舗装にしないと路肩が崩落してあっと言う間に道が無くなってしまいそうな感じです。
地図で湖のような箇所が確認できますが、これは「白砂川第二砂防堰堤」です。
GoogleMAPの航空地図で確認すると、一見ダムのようにも見える大きさです。林道から砂防堰堤の管理用の道が作られているようです。事前に調べきれなかったので、現場近くまで行くことはありませんでしたが、機会があれば見てみたいですね。
白砂川を渡り、再び九十九折で50mほど高度を上げた後に(CP-11)の直線ダートが出現します。
北富士演習場で直線ダートを経験していましたが、ここは道の両脇に木々があって、森の中を縦貫するダートで画になります。ここまでの道のりは長かったですが、来て良かったです!
この直線ダートですが、上写真のように森を切り開いて開発している箇所が数ヵ所あり、重機やダンプがこの道を走っているためコンクリートか?って思うほど土が締まっていて、その上に小さな砂利が敷き詰められている路面です。直線の先にあるコーナーの路面状況も同じなので、直線後のスピード感覚が狂った状態のオーバースピードでコーナーに進入すると、フロントタイヤがすくわれて転倒しかねませんのでご注意を!
野反湖パークランドの謎
直線ダートを少し走ると「野反湖パークランド」へ通じる道があります。事前にネットでここの情報をいろいろ調べましたが全く出てきません。逆に不気味です。別荘エリアにしてはアクセスが非常に悪く、冬は雪深く埋もれてしまうような地域です。近づいてみるとかなり重厚なゲートで部外者を拒み、敷地の境目には鉄条網張り巡らせて侵入者を寄せ付けません。
本日最後のダートを走り終え、国道405号線に出ると右折して野反湖(CP-12)に向かいます。
【野反湖】
林道万沢線を走り終えた時点で、当初のタイムスケジュールから1時間30分以上遅れていることが判っていたので、帰路のことを考えるとパスしようかと思っていました。
そんなに距離も無いし、行ってみて大したことが無ければ直ぐ出発すればいいかって思いながら国道405号線を北上。標高が高くで辺境にある道にしては傷みが少ない方で、観光バスが対向できるぐらいの道幅でした。
しばらく走って野反峠休憩舎駐車場に到着。駐車場から野反湖方面を見下ろすと、所々残雪がありました。意外に綺麗で大きい印象です。
八間山に登るハイカーさんや草花の観察目当てで来られている方が多くいました。
湖を挟んで向う岸にはキャンプ場があるようですが、さすがに時間が厳しいのでスルーしましたよ。これから先はアスファルトのみとなるため、ダート走行用に落としていた空気圧を電動ポンプで前後1.5気圧まで上げておきました。さすがに標高が高くて空気が薄いので注入までに時間がかかりました。
レポート4へ続く