「中年男 北海道バイクツーリング(Day 4)」
8/25(Day 4)虹別オートキャンプ場➡羅臼温泉野営場(305km)
道東周遊Day!
昨夜の雨は雨音が聞こえるほどの本降りとなりました。テント張っていたら色んな物を濡らしてしまっていたかもしれません。
7時前に起床しましたが、まだ雨雲が抜けきっていませんでした。スマホで雨雲の位置を確認したところ、あと数時間で抜ける感じ。
出発を少し遅めにすれば、レインウェアを着なくても大丈夫っぽい。今日の最初の目的地は「旧奥行臼駅逓所」その後、本土最東端の「納沙布岬」、世界遺産の「知床半島」を目指します。
「旧奥行臼駅逓所」は保存工事中とのことで、その全容を見ることはできないと思いますが、念のため立ち寄ってみたいと思います。北海道の旅で行ってみたい場所を探していた時に「駅逓」というものを知りました。そもそも「駅逓」という言葉自体を知らなかったので調べてみると「明治から昭和初期まで北海道辺地の交通補助機関として、宿泊・人馬継立・郵便などの業務を行う制度」とのこと。大学で建築工学を専攻していたこともあり、近代木造建築物の「駅逓所」は実に興味深い物件です!
まぁ、予想通りですけどね・・・
文化財として貴重だと思うので、しっかり保全工事(全バラ、交換、補強、組み立て)をして後世に残してもらいたいと思います。
※別海町HPより
別海町旧奥行臼駅逓所調査報告書も読みましたが、別海町に寄贈した所有者と文化財として保存に取り組んできた別海町の方々に賛辞を送りたいと思います。
国道243号パイロット国道(名前の由来は計根別飛行場近隣を走る道という訳ではなくパイロットファームを縦貫する道らしい)で根室半島を目指します。途中、開けた場所があったので、バイクを停めて記念撮影。
快晴ということもあり、画的に今回の旅で撮った写真の中でもお気に入りの1枚となりました。
根室半島に入ったものの、イメージしていたより半島が長く納沙布岬到着まで時間がかかりました。
出発時間が遅めだったこともあり、岬のお食事処でイクラ丼をいただきました。
※普通に美味しかったですが、なんかこうもっとボリューミーなのを期待してましたが・・・
食後、北方館へ。巨大モニュメント「四島のかけ橋」で記念撮影。
北方四島(国後、択捉、歯舞、色丹)は教科書で習いましたが、肉眼で見るのは初めてです(距離的に肉眼で見れたのは国後と歯舞)。領土問題は私が生きている間は解決しないかもしれません。いつか平和的に解決してくれることを祈っています。
来た道を引き返し、次は知床半島を目指します!時間があれば野付半島も・・・と思っていましたが、野付半島手前で15時前後。そろそろ泊まる所を決めないとヤバい時間帯になってきましたよ。
体力的にはまだまだ走れるので、当初の予定通りサロマ湖付近まで走ろうかと思いましたが、世界遺産の知床半島を通過程度で済ませるには勿体ないので、羅臼岳の麓にある「知床国立公園羅臼温泉野営場」をキャンプ地としました。
近くに無料の露天風呂「羅臼温泉 熊の湯」があるとのことで、この旅で初の温泉です!
駐車場からテントサイトまで200mほど距離がありますが、キャンプ道具を運ぶ一輪車を貸してくれるので大丈夫です。平日ということもあり、テントサイトに余裕があったのでファミリーキャンプ用の大きいサイトも利用可能でした!
早々に設営を終え、荷物を降ろして軽くなった相棒と軽く峠を流してくるかなぁと知床峠へ出発。標高が高くなるにつれて外気温がどんどん下がりガクブル状態。※寒さで心が折れた五合目付近
五合目付近で引き返して今夜の宴アイテムを買い出しに行きました。プライベートでめったにアルコールを口にしない私ですが今夜は特別!
知床の空は澄んでいて、星空も素敵でした。
1日の締めは露天風呂。無料ということもあり設備はお世辞にも良いとは言えませんが、熱めの湯船に少しひんやり感じる外気で温泉ツーリングの醍醐味も味わえました。
冬の環境は厳しいと思いますが・・・
道東最高です!