【RMX-250S(SJ14A)再生プロジェクト】Part 2(キャブレター清掃①)
キャブレターを清掃するにはバイクから取り外さなければ出来ません。
まずは外装とタンクを外します。サービスマニュアルには外装の着脱手順を書いていますが、ここは経験を頼りにマニュアルを見ずに進めます(^_^.)
シートは左右1本づつヘキサゴンボルト外し、タンクに噛ませている部分のツメをシート本体を後方に引き抜く感じで抜けば外せます。
タンクの取り外しは、タンクのコックをOFFにしてキャブレターに繋がっているフェールホースのクリップをプライヤーで緩めてホースを外します。次にシート下に隠れているタンクをフレームに固定する2本のボルトと、シュラウドとラジエターを留めている左右1本づつのプラスネジ外せばシュラウドを付けたままタンクを取り外す(少し前方上方向に抜く)ことができます。慣れてくれば1分でこの状態にできるかな…
キャブレター清掃には関係ないですが、ちょっと気になったのでエアクリーナーのフィルターの状態を確認してみます。
シート下にエアクリーナーBOXを開閉する蓋があり、ツメを外して蓋自体を上方に引っこ抜く感じで開けます。フィルタークランプを外してフィルターを取り外します。WR250Rよりデカイ!経年劣化でフィルターのスポンジがゲル化している部分もあった。これも交換ですね!
キャブレターの取外し方法は、念のためマニュアルで手順を確認しましたが…わずか数行の説明…その通りなんだけど、もうちょっと何かあるだろう~
キャブレターとインマニの接合部分、エアクリーナーBOXの接合部分それぞれのクランプをプラスドライバーで緩め、キャブレターを少し回転させて密着していた部分を解きほぐします。
エアクリーナー側の接合していた樹脂が「しなる」ので、キャブレター本体から(ダイナミックに)引き抜く感じで切り離し、その後でキャブレター本体をインマニから引き抜く感じで左斜め後方に力を入れて引っこ抜きます。
キャブレタートップにアクセルワイヤーが引き込まれていて、キャブレターとアクセルワイヤーが繋がっています。キャブレタートップはネジ式でキャブレター本体に締めこまれているので緩めて外します(中にスプリングが入っているので注意)。中にスロットルバルブがあり、アクセルワイヤーのタイコが引っかかっています。それを外せばキャブレターの取外しが完了します。ハンドルにピントが合ってしまった(>_<)
キャブレターを外すとインマニを通してクランクケースにホコリやゴミが流入するので、ウエスを詰めてホコリやゴミを吸わないようにしておきます。
キャブレターに繋がっているドレンホースを抜いていく訳ですが、経年劣化でホースはカッチカチ。再利用しようとは思っていなかったので豪快に抜きました!元々の色は何色だったんだろう?フェールラインだからピンクかな?
このキャブレターにはパワージェットと呼ばれる機能が付いており、空気流入量が増えれば負圧でフロート室からダイレクトにガソリンを供給する仕組みが付いており、フロート室からキャブレターのエア吸入口までホースが繋がっています。固着していたのでホースを抜くというより破壊して取り除きました(これも想定内)。
キャブレター本体の表面はサビだらけ(>_<)
キャブレター内に残っていたガソリンは10年でどのように変化しているのか?ある程度は想像してはいますが、実際に分解してみないと判らないですね~(^_^.)
次の工程はバラして状態を確認し、清掃の工程となります!