バイクのある生活 リターンズ

    XLR250Rを降りてから20年。40半ばにして、ライダー復活を果たした中年男のブログである。

「中年男 自分的WR250R/Xのブレーキペダル位置下げる方法」の巻

体格差で問題になる人とならない人がいる「ブレーキペダル位置」

 

自分は大柄なので、WRのリアブレーキペダル位置が高く感じます。特にオフロードブーツを履いている時は、意識をしないとリアブレーキを引きずってしまうほど深刻な問題です。

世の中的にも一定のニーズがあるようで、ブレーキペダル位置を下げるカスタムグッズが出回っているようです。

 

  • マスターシリンダー位置をオフセットするもの
  • ブレーキペダル自体を交換するもの
  • ステップを交換してオフセットするもの

 

何れも数千円の出費するものばかりですぜ!

 

【リヤブレーキマスターホルダーを交換した方のブログより転載】

<ノーマル>

ホルダー交換後(ホルダー7〜8千円也)

 

 

 

 

 

我が輩が注目した箇所は黄色の箇所

 

 

・・・・

 

このナットの高さおかしくね?

 

 

と直感的に思いました。

 

このナットが分厚すぎて、ペダル位置を下げる方向への調整がほとんど出来ません。

シーソーのように黄色の位置が高くなればブレーキペダルの位置が下がります。

 

 

最寄りのホームセンターでM8M6ナット(薄型)を調達!

 

 

ノーマルのナットとの高さ比較

高さを半分以下にできました。

 

ナットの高さが短くなる

→黄色の位置が高くなる

→ブレーキペダル位置が下がる

 

理論上は合ってるはずだ!

 

 

カチャカチャ

 

 

ナット交換後

 

先の転載元の画像を良く見て貰えれば判ると思いますが、ホルダー交換後の画像は真横から撮影されていないため、かなりペダル位置が下がったように写ってます。

それに対して我が輩のWRは、ほぼ真横から撮影していてこのクリアランス。

M8M6薄型ナットは10個入りで百数十円なので、試してみる価値有りだと思いますよ!

 

ただし、ナットの強度はノーマルより下がっています。

あくまで自己責任で願いします!

 

我が輩も継続使用して追跡レビューをしたいと思います。




タマキチさんのご指摘により記事を修正しております。タマキチさん、ありがとうございました!

「中年男 WR250RにSP忠男 POWER BOX を組み付ける」の巻

WRカスタムパーツ組み付け第1弾!

 

「SP忠男 POWER BOX」

 

私が若い頃からSP忠男は有名なYAMAHAバイクのカスタムパーツサプライヤーで、ギョロ目マークも変わらずですな。中年男は、TZRなら忠男でNSRならJhaのチャンバーチューンが定番だった時代を経験しています。城北ホンダオートさんは倒産したみたい・・・時代の流れとは言え悲しいっすね。

 

WRのエキパイチューンの定番中の定番らしく、画像や動画で紹介されている方も多いので、我が輩は組み付ける画像とポイントのみ。

 

シリンダーヘッド側2箇所のナット、マフラー側1箇所のボルトで留まっています。いずれもCRCを吹き付けてナットとボルトに染み込んでいく時間を少々待ってからネジを外していきます。ボルトナット自体を外すことはそんなに苦労しませんでしたが、エキパイは精度良く組み付けられているため、SP忠男の作業動画のように軽い力でスッと外れるような代物ではございません。

 

シリンダーヘッドやマフラー接合付近のエキパイをプラスチックハンマーでコツコツ叩いて振動を与えます。ガンガンではなく、コツコツと手数多く叩きます。エキパイを上下に揺すって接合部が小刻みに「カタカタ」動くようになれば叩くのをやめ、シリンダーヘッド側から出ているボルトに沿って上下左右に「カタカタ」させながら抜いていきます

 

はい、抜けました!

シリンダーヘッド側の接合部にガスケットが残っているので慎重に取り出します(固着していないと思います)。シリンダーヘッド内に汚れが入り込まないよう注意しましょう。走行距離は7000km前後ですが、接合部にはそこそこカーボンとスラッジが付着していましたので、それらも中から外に向かって拭き取っておきます。

 

問題はマフラー側のガスケット。一部が固着していて簡単には抜けてくれません。

ガスケットは再利用しないので、先ずはガスケットが抜ければOK!

 

プライヤーで剥がすように引っこ抜く感じで外した後がコチラ

 

左シリンダーヘッド側ガスケット、右マフラー側ガスケット

 

新品との比較

マフラー側の新品のガスケットを見れば、一部が熱で融解・膨張してマフラー接合部に密着するような作りになってます。

※「POWER BOX」はマフラー側のガスケットは不要です。自分の調査不足で不要のガスケットを用意しちゃってました。

 

マフラー接合部を滑らかにしておかないと、「POWER BOX」を組み付けた後で排気漏れが発生します。カッター(一般的なもの)で固着した部分を削いでいくように除去していきます。

この下処理に時間をかけて丁寧に除去することが今回の一番のポイントかもしれません。

 

除去した「メタルかす」

 

マフラー側接合部はステンレスみたいなので、堅いスクレーパーでゴリゴリしなければ傷は付きにくいと思います。カッターでくり抜く感じに削ぎ落として9割以上は除去できましたが、多少残っていたので、和歌山で錆落としに使用していたワイヤーブラシ登場!

 

?ワイヤーブラシで​マフラーの奥から手前へ引っ掻いて除去する(一方通行)

?細かな粒子のメタルかすを使い古しの歯ブラシで奥から手前へ掃き出す

?ウエスで拭き取る

 

?〜?を繰り返し、ウエスに汚れが付かなくなるまで綺麗に下処理を行います。

この作業だけで15分以上費やしたと思います。

 

「SP忠男 POWER BOX」のマフラー接合部に「液体ガスケット」を塗って3分程乾かし、揮発成分が適度に抜けて粘りが強くなります。液体ガスケットは用途によって使い分けするものなので、エキパイ用の液体ガスケットを選びましょう!

 

「POWER BOX」が精度が高く作られているため、マフラー側接合部に差し込む際に差し込む角度によっては金属同士が擦れて液体ガスケット膜が薄くなって排気漏れが発生しやすくなります。粘度が高いとそういったことも起きにくくなるので、塗って直ぐの柔らかい間は組み付けない方が良いと思います。

 

同封されている取付説明書の通り、手間ですがマフラーを固定している2箇所のボルトを組み付け作業前に緩めておくことを強くお勧めします。

というのも、先に書いたように、「POWER BOX」の精度が高く、仮組みした段階でもガタがほぼ無いレベルです。エキパイ自体もマフラー側に向けて外形が太くなるテーパー状で、マフラー側の接合部に差し込む作業に時間がかかりました。

 

「なんとか納まりました」の図


 

最後のひと手間。組み付けで触りまくったステンレスエキパイを、中性洗剤を薄めて濡らしたタオルで汚れを落とします。汚れを落とさないと、焼きムラが出来てカッコ悪くなりそうです。

 

 

最後にヒートガードを組み付ければ完成です。

 

エンジン始動で排気漏れが無いかを確認・・・・

 

初期は液体ガスケットが焼ける煙が発生していましたが、マフラー接合部からエンジンの爆発音に合わせた小刻みな煙が出ていました。いわゆる排気漏れって奴です。

ジョイント部を締め付けるボルトの締め付けトルク不足だったようで、増し締めしたら排気漏れも止まりました。

※トルクレンチを買おう!

 

中回転域のパワーが出るようなので、来週末にでもテスト走行してみます!

 

 

 

 

 

「中年男 ソロツーリングで福島山形に行ってきた」の巻

「のすけ」さんの「最高☆ハイパーモタード(DUCATI HYPERMOTARD 796 )」で見た峠駅の写真に感銘を受け、いつか自分も行ってみたいと思っていました。

 

8月後半から9月中の週末天気のイイ日にと思っていましたが、なかなか天候に恵まれず延び延びになっていました。10月8日〜10日の連休最終日にようやく曇り時々晴れの予報が出たのでロングツーリングを決行しました!

 

目的地「峠駅」渾身の1枚

 

 

 

が、しかし・・・急に秋の気配が進み、当日の福島と山形の気温予想は平野部で17℃前後。出発当日は4時に起床しましたが、肌寒い気候の中で高速道路を時速100kmで走行すると体感温度は相当下がりますし、振動や風圧に身体が耐えれるのか?

10月中にもう少し暖かい気候でツーリングできる日があるかもしれないし・・・と出発を迷っていると2時間近く経っていました。

 

バイクを買ったなら、走ることを迷うな!

 

 

まだ見ぬ風景をこの目で見るために走るのだ! by 中年ライダー 

 

モトブログ用のアクションカム装備をセットし、雨天走行用のレインギア一式を積み込んで首都高速東北自動車道で福島山形を目指して激走です。

 

とは言っても、リッターバイクやSSと違って、こっちは250ccのオフロードです。

WRは良くできたバイクですが、高速長距離走行は一番苦手です。オンロード走行寄りのパターンとは言え、オフロードタイヤのグリップ限界性能は高くないですし、走行風をモロに受けるライディングポジションは高速走行には厳しいものがあります。

 

タンク容量もロングツーリング向きではないので、高速道路のSA毎にピットインして「身体を休めて給油」を繰り返します。

※理論上ではSAを1つ飛ばしに給油していればガス欠にはならないはずです。

 

那須高原SA」にて

 

郡山南ICで高速を降り、県道で猪苗代湖へアプローチします。

途中、県道に並行したダート区間を含む林道を走行する計画でしたが、入り口を見落としたためそのまま県道を走行して12時過ぎに猪苗代湖畔に到着。

コンビニで軽く食事を済ませ、県道9号〜国道49号・115号〜県道2号(西吾妻スカイバレー)で桧原湖に到着。

 

桧原湖」にて

 

県道2号で白布峠を越えて山形県米沢市へアプローチします。

峠付近は標高が高くガスが発生していました。外気温度は12℃前後、体感温度は一桁台です。中綿無しの防風ジャケット2枚重ねでギリギリ耐えれるかな?といった具合でした。

 

「白布峠」にて

※晴れていれば、眼下に桧原湖が広がっていたはずです。

 

「のすけ」さんのブログで、米沢市側県道232号から「峠駅」にアプローチするのは道が酷すぎてやめた方がいいとの情報を得ていましたが、敢えてその道を走ってみます!

 

・・・

 

確かに酷い道でした

※台風による被害もあったと思います

 

 

オフロードバイクで良かった というのが素直な感想です。

確認作業は未だですが、モトブログ用に撮影しながら走行をしていたのでどれだけ酷い道なのかを動画で確認してもらえると思いますww

 

県道232号分岐「標識前」にて

ようやく県道から峠駅や姥湯温泉へアクセスする支線に到着。写真右に写っているゲートが酷道の入り口です。この標識から約3キロで目的地の「峠駅」です。支線はもちろんガードレールも無く、雪や雨でアスファルトが剥がれたり、ひび割れたり、浮き砂利が多数あったりしてバイク走行するにはリスクが高すぎますぜ!

 

この先に人口建造物があるのか?と思っていると、不意に駅舎が見えてきました!

 

「峠駅駅舎の外観と内部」

到着時には15時を過ぎていたので誰もいないかな?と思っていると、2台のオフロードバイクが駅舎を見に来ていました。私と彼等はバイクに乗ったままヘルメットを被ったままでお互いを労いながら無言で会釈し、そして彼等は去っていきました。

 

早めに撤収しないと帰宅が深夜になります。急いで駅舎内にバイクを乗り入れて記念撮影。

※軌道がある箇所は立ち入り禁止となっていますが、旧スイッチバック軌道箇所は駐車場になっているようです。

 

 

さて、目的を達成したので帰るぜってことでナビアプリでルート検索。

 

 

「残り350km 所要時間 5時間」

 

 

(´・ω・`)

 

まぁ、冷静に考えればそうですよね。

 

東北自動車道が連休最終日で渋滞が発生していたため、「磐越自動車道」経由「常磐自動車道」で帰るルート。休憩時間も考慮すれば7時間以上かかります!意を決めて再び高速を時速100kmで激走です。

 

磐越自動車道」街灯も無く、走行車両が少なく、山間を走る道なので、全工程の中で一番寂しくて辛かったです(◞‸◟)

 

途中、給油で立ち寄ったSAで喜多方ラーメンを食べて身体を温め、尻痛・腰痛・手のしびれに耐えて走り、走っては休憩して身体を回復することを繰り返し・・・

 

本日のラストショット「守谷SA」にて

自宅まで残り50km常磐自動車道の守谷SAで最後の休憩。この時点で22時30分を過ぎていました。40歳半ばの中年男の身体も随所に痛みが出ていてほぼ限界。残り1時間の走行ができるよう長椅子に身体をしばし横たえて回復を待ちました。

 

なんとか気力を振り絞って走り出し、自宅に到着したのが23時45分。

総走行距離710km、延時間16時間の旅をWRと共にやり遂げました!

 

 

身体の痛みは数日で無くなるが、

相棒と見てきた景色と写真はずっと残る!

 

バイクツーリングとはそんなも・・・ですね!

 

 

 

帰宅するとAmazonから荷物が

 

 

次の週末に取り付けです!

 

 

 

「中年男 過去の遺産を再生した」の巻

和歌山の実家で、母親の健康管理と食事のお世話をしてきました。

日中、自由に動ける時間は2時間程度。

母親を残して長時間家を空けることも出来ないので、屋根付き駐輪場の片隅で地味に工具の錆落としに励んでいました。

 

5−56、業務用強力錆落とし、ステンワイヤーブラシでひたすら「溶剤を付ける、拭く、ブラッシング」を繰り返し、ついに作業終了!

 

ご覧の通り見事に再生しました。

 

ちなみに、発掘時の状況はコチラ

 

ハゼットのコンビネーションレンチは錆が浸潤することなく、表面に付いた錆をワイヤーブラシでブラッシングすれば綺麗になりました。

さすがハゼット!20年放置プレイもなんのその。ステンワイヤーブラシごときでは擦り傷ひとつ付きません。綺麗な梨地の表面加工も買った時のままです!

スナップオンのミラーツールが高すぎて手が出なかった大学生の頃、ミラーツールより安く、KTCより高いハゼットは、KTCツールセットを買った後で、工具大好き整備工の友人と二人で取扱店に行って買い足したものです。

 

KTCはヘキサゴンソケット、ヘキサゴンレンチ、T型ヘキサゴンレンチの錆浸潤が著しく、地金が凸凹になってしまいました。これは表面処理が関係しているのだと思います。

まぁ、20年放置していた本人の問題なんですがね(笑)

ヘキサゴン以外は、よく見れば少し浸潤しているかな?という程度で、通常使用において強度的に問題がないレベルで持ちこたえてくれていました。

さすが国内No1工具メーカーのKTC(京都機械工具)!

精度や高度といった工具に求められる品質面では必要十分なものとなっています。スナップオンを代表とする海外メーカーの高価な工具と違い、一般消費者でも入手しやすい価格なので、使用頻度の高い8、10、12mmのコンビネーションレンチだけでも買っておけば、ねじをなめて大慌てってことはならないでしょう。

 

そして最後はTONE。

こちらも日本の工具メーカーでトルクレンチが有名みたい。近所のホムセンで並んでいるラチェット関連はすべてこのメーカーでした。WRのメンテでとりあえず必要だったコンビレンチとラチェットメガネもこのメーカーのものでした。

20年放置による錆には負けました。使用頻度が多かった10mmソケットレンチと6mmヘキサゴンソケット、ともにメッキ部分が剥がれてボロボロ状態。まぁKTCがあるので残念ながら廃棄処分となってしまいました。

 

 

結論

 

良いものは時が経っても良い

 

ハゼットもKTCも手入れを怠らず、正しい使い方をしていれば一生ものの逸品です。

もしかしたら、孫の代まで・・・半永久的に使用可能かもしれません。

 

さぁ、再生した工具を携えて上京すっぞ!

 

台風が勝手についてくるかもしれません。

決して先導している訳ではないことを書き添えておきますww

「中年男 過去の遺産を掘り起こした」の巻

9月25日から和歌山の実家に帰省しています。

実家でゆっくり過ごす目的ではなく、両親の病気関係ということもあり、ゆっくりくつろぐ目的ではないのが残念です。

 

そんな中、20代前半にNSRでSPレースをしている時に使用していた工具類が残っていないか物置を探していると・・・・

 

 

出てきましたww

 

KTC一式とハゼットのコンビネーションレンチが!

所々錆ていますが、KTCの工具箱の錆が工具表面に付いている模様。

詳しくは錆を落とさないと判らないけど、ボルトが当たる面とか無傷です!

KTCもハゼットも精度が出ていますので、安い工具類から比べると段違いにイイです。

 

ちょっと重いけど、車に積み込んで持ち帰り、錆を落として20年以上経過していても使用に耐えうるものかを確認してみようと思います。

新しく買い揃えると、万円単位の出費になりますからねぇ。

 

工具箱は重いし錆だらけなので、そっと元の場所に戻しておきました。

きっと両親は「邪魔な重い箱があるなぁ」と思っているか、存在自体を忘れているかも(笑)

「中年男 過去の遺産を掘り起こした」の巻

9月25日から和歌山の実家に帰省しています。

実家でゆっくり過ごす目的ではなく、両親の病気関係ということもあり、ゆっくりくつろぐ目的ではないのが残念です。

 

そんな中、20代前半にNSRでSPレースをしている時に使用していた工具類が残っていないか物置を探していると・・・・

 

 

出てきましたww

 

KTC一式とハゼットのコンビネーションレンチが!

所々錆ていますが、KTCの工具箱の錆が工具表面に付いている模様。

詳しくは錆を落とさないと判らないけど、ボルトが当たる面とか無傷です!

KTCもハゼットも精度が出ていますので、安い工具類から比べると段違いにイイです。

 

ちょっと重いけど、車に積み込んで持ち帰り、錆を落として20年以上経過していても使用に耐えうるものかを確認してみようと思います。

新しく買い揃えると、万円単位の出費になりますからねぇ。

 

工具箱は重いし錆だらけなので、そっと元の場所に戻しておきました。

きっと両親は「邪魔な重い箱があるなぁ」と思っているか、存在自体を忘れているかも(笑)