バイクのある生活 リターンズ

    XLR250Rを降りてから20年。40半ばにして、ライダー復活を果たした中年男のブログである。

「中年男 バイクの日を奥多摩で過ごす」

こんにちは~!

最近、週末といえばRMXのレストアに時間を費やしてきましたが、バイクを弄ってばかりだと林道ライダーということを忘れられそうだ!

ということで、少し前から下調べをしていた奥多摩の林道へ行ってきました。

8月19日(日曜日)819=バイクの日の東京は朝から24℃と過ごしやすい気温です!準備をしていざ出発。

 

あまり自撮りをしない私ですが、今日は出発前に1枚f:id:masatani1969:20180820113520j:plain新しく買ったThorのジャージ。配色はヘルメットとオリジナルストロボカラーのWRにマッチしてると自分では思ってます(^_^;)

第二京浜から山手通りに入って首都高C2経由で中央道へ。八王子ICで降りてあきる野市から奥多摩へアプローチしました。 

 

【林道 真名井線】f:id:masatani1969:20180820122935j:plainJR青梅線川井駅の脇から都道202号を北上し、赤久奈山の北側斜面を赤久奈山頂と川乗山頂を結ぶ稜線に向かって上げていくピストン林道。林道基点から締まったダートが続き、カーブ前後と終点近くは舗装されていました。標高が上がるにつれて落石が道に転がっていたり、大きめの石が路面を覆っているためフロントが弾かれて走りづらくなってきます。谷側は垂直に近い崖でガードレールもありませんので無理は禁物です。複数人で突入していても落とすと引き上げできないと思います。

f:id:masatani1969:20180820113528j:plainf:id:masatani1969:20180820113758j:plainGoogleMapの衛星写真だとマーカーの先に道が続いているのが判ると思います。東京都森林事務所のWEBサイトに記載されている管理林道の通行規制情報では、「起点から4.5km先通行止め(路側崩壊のため)」と表示されていましたが、1箇所だけ法面が2、3メートル谷側に流れていて四輪だと路肩が弱くて厳しそうな場所がありました。

f:id:masatani1969:20180820113745j:plainココが林道の終点となり、この先はシングルトラックとなり登山道になります。Thorジャージの胴部分が赤のためアブに追い掛け回されました。

【林道 入川線】f:id:masatani1969:20180820122944j:plain林道真名井線を降りてきて青梅街道を奥多摩湖方面にバイクを走らせると、昭和石材工業所「ダンプ出入口注意」の看板が右側に出ていますので、その看板を右折して北上します。赤久奈山の南側斜面を昭和石材が石を採掘しているので、採掘場所の脇を登っていきます。

f:id:masatani1969:20180820113536j:plainダンプ専用のトンネルの脇を一般車両が通行できる道が付いています。右手に採掘場を見ながら登っていくと林道基点となり、数百メートルのダートとなります。後述しますが砂防堰堤建設のための作業林道ぽっぽいです。林道の終点はけっこう広めの広場になっていて綺麗な水が流れていて、気軽に野営ができそうな場所です。

f:id:masatani1969:20180820113615j:plain
f:id:masatani1969:20180820113814j:plainf:id:masatani1969:20180820113834j:plainこの場所は砂防堰堤に土砂が堆積してできたもののようですが、草木の生え具合から推察すると頻繁に大量の水や土砂が流れてくる訳ではなさそうです。しかしながら、大雨が降ったあとの数日間は水量も多くて危険なので、状況判断を誤らないよう自己判断でお願いします。

f:id:masatani1969:20180820113838j:plain

砂防堰堤から下を臨むとこんな感じ。

 

【林道 梅沢寸庭線】f:id:masatani1969:20180820122939j:plain青梅街道を挟んで林道入川線の反対側にある林道で、御岳山の北に位置する大塚山の北斜面を登っていくピストン林道です。林道の脇数メートル下に寸庭川が流れていて、見通しのよい直線ダートとエスケープゾーンが大きめのダートコーナーで作られています。所々にわさび田がありましたので、それなりに農家の人の出入りはあるようです。

終端はこの状況f:id:masatani1969:20180820113559j:plainf:id:masatani1969:20180820113640j:plain土砂崩れで道が無くなったようにも見えますが、林道を作っている最中と思われます。斜面の木を伐採して道となる部分をクリアにしていっているっぽい。f:id:masatani1969:20180820152324j:plain衛星写真を拡大すると、左側に写っているのが梅沢寸庭線、右側に写っているのが梅澤線です。計画ではつながって完抜林道になるっぽいですが、作業が進んでいる様子はなさそうなので開通はいつになるのやら。 

林道梅沢寸庭線を折り返して青梅街道に戻り、奥多摩湖方面にバイクを進めて給油。日原街道との交差点を右折して北上します。この地区は渓流釣りのポイントとなっているようで、遊漁券を買わずに釣りをしていないか監視をしてる人がいました。人がひとり通れるようなつり橋「白妙橋」が架かっていたのでバイクを停めて写真を撮りました。f:id:masatani1969:20180820113636j:plainf:id:masatani1969:20180820113624j:plain吊り橋から下を覗くと、澄んだ水が流れており、水量もあってなかなかの光景でした。

吊り橋から数百メートル北上すると林道の入り口が見えました。ゲートは鎖が巻かれていますが、開けっ放しにしにならないように巻いているだけです。もちろん進入禁止の表示はどこにもありません。

f:id:masatani1969:20180820113632j:plainf:id:masatani1969:20180820113628j:plain進入禁止より効果がありそうな「ツキノワグマの目撃情報」の張り物…東京とは言え、ここからは危険なエリアです(-_-;)

 

【林道 日向沢線】f:id:masatani1969:20180820122930j:plain残念ながらGoogleMapでは基点の確認しかできません。「川苔山登山口」を林道基点として川乗山頂と日向沢ノ峰頂上を結ぶ稜線に向かって登っていく林道です。林道の全長はそこそこ長いですが、そのほとんどが舗装化されており、ダート部分は林道後半の数キロしかありません。とても残念(-_-;)

東京都側の終点「踊平トンネル」 f:id:masatani1969:20180820113653j:plainf:id:masatani1969:20180820113830j:plain山奥にあるトンネルとは思えないほど立派なトンネルで、トンネルを抜けた先は埼玉県飯能市になります。昔は名栗方面から伸びてきた林道と接続していたみたいですが…f:id:masatani1969:20180820175900j:plainGoogleMapの衛星写真でもわかるぐらい山がえぐられて谷側に斜面ごと流されているのがわかります。規模が大きすぎて復旧の目途立たない・・・というより復旧するつもりは無いみたい。

朝・昼ごはんも食べずに走り続けてトンネル前の広場で14時。f:id:masatani1969:20180820113856j:plainそろそろ下山して帰路に着きます。

山を下っているときにイノシシご一家に遭遇!f:id:masatani1969:20180820183645j:plain驚かせちゃ悪いとエンジンを切ってそろそろと近づいてみましたが、やはり気配を感じたのかイノシシご一家が写っている右側のほぼ垂直の斜面を登り始めました。イノシシの登坂能力すげぇと関心していると…ウリ坊が捲くれて斜面を転がり落ちてしまいました。驚かせてゴメンなさい <(_ _)>

 

青梅街道まで戻ってきて、帰路のルートを思案しているとそう言えば「都民の森」ってまだ行ってないってことで奥多摩周遊道路を走って「都民の森」経由で帰ることにしました。f:id:masatani1969:20180820113732j:plain到着時刻は15時。本日初めての栄養補給はみたらし団子(1つ1つがデカイ)です!

「都民の森」からの帰路ルートの検索すると、あきるの市経由で中央道の八王子ICで都内を目指すルート。う~む、激しく混みそうだがそれ以外に選択肢はなさそう(^_^;)

「都民の森」から山を下っている時、ふと右フロントのウィンカーがぷらぷらしているのが目に入りました!

f:id:masatani1969:20180820113725j:plain経年劣化と単気筒エンジンの振動で疲労骨折したっぽい。コンビニでビニールテープを買って固定しなきゃ落としちゃう!けど、山の中だからコンビがない~(T_T)

f:id:masatani1969:20180820113721j:plain山を下ってきてようやくコンビニがあったので補強を済ませました。

 

その後、渋滞に度々引っ掛かりながら中央道から首都高を乗り継いで無事に帰還しました。無事故無違反無転倒で日帰り奥多摩ソロ林道ツーリング終了!

 

今日、時間の制約上行けなかったピストン林道は他にも沢山ありますので、次の機会に訪れてみましょう!