「中年男 実走して判ったこと その対策」の巻
先週の往復300km伊豆ツーリングでいろいろ判ったことがありました。
<ヘルメットサイドマウント>
アクションカムをヘルメット右サイドマウント(バイザー開閉軸下付近)マウントした場合、映像左側に少しヘルメットが映り込むことに加え、ライダー目線より軸が右に寄りすぎた映像になってしまうことが判りました。
※対策
マウント位置を顎付近まで前移動させる
※具体例
実はGoProで撮影されている方のような顎マウントにできないかマウント種類を組み合わせたりしていました。GoProと違ってSONYのアクションカムは前後に長い構造をしているため、Araiのツアークロスのような顎が突き出す形状のヘルメットに顎マウントすると、カメラ自体が更に前に突き出す形となってしまいます。顎マウントは諦めて頬付近へのマウント方法を検討しました。
ツアークロスは耳下から顎にかけてのラインが整流効果を高めるため複雑な造形になっていて、マウントベースの両面テープがうまく密着しません。ネットで色々調べて「おゆまる」を試してみることに。お湯で温めてマウントベースとヘルメットの間に押し付けて形成。冷めた頃合いをみてマウントベースから剥がし、はみ出た箇所をカッターで切り落とせば隙間のないスペーサーが出来上がります。
「おゆまる」の成分はポリエチレン(PE)のようなので、中途半端な両面テープでは接着しません。超強力な両面テープを用意し、「おゆまる」にパーツクリーナを噴射して表面を若干溶かし、超強力両面テープを貼り付ければ接着力が上がるように思います。数時間、布団バサミで強く挟んでおくようにしましょう。
まる1日経った状態で確認しましたが、今のところ接着力に問題はありませんでした。
炎天下や寒い時期では接着力に変化が出ると思いますが、そのあたりの検証は徐々にできればと思います。
<マルチバーマウント>
発進と停止を繰り返す状況に加え、炎天下での金属マウント部品の伸びやダート振動が多い場面だと、強めに絞めていても若干回ってしまいました。
※対策
マルチバーに滑り止めテープを貼る
※具体例
100均で売っている滑り止めシートを両面テープで貼ってみましたが、柔らかい素材で凸凹がかなりあるので、金属マウントに挟まれるとボロボロになりそうです。他に何か効果がありそうなものが無いかホームセンターで物色していると「3M屋外用すべり止め」があったのでマルチバーに貼り付けてみました。
紙やすりのような肌触りでしたが、目の粗い強度の高いビニール素材です。
裏面には両面テープが予め貼られており、屋外で滑りやすいタイルなどに張り付けることを想定したもの。1m買って315円とお安く、使い勝手を考えれば100均以上のコストパフォーマンスになっていると思います(写真の通り量り売りなので、20cmもあれば十分な量だと思います)。
色が黒ということもあり、灼熱の炎天下での運用に不安が残りますが、次回のツーリングで検証してみます。
<アクションカム外部マイク>
アクションカムの外部マイクをヘルメットに仕込む場所ですが、休憩でヘルメットを脱着する度にマイク配線が気になりストレスを感じてました。着脱しても気にならない位置に固定的できて音声を安定的に拾える場所を検討する必要があります。
※対策
ヘルメットの内装に仕込む
※具体例
Araiのヘルメットは頬の内装が取れて肌が触れる部分を外して洗える構造になっています。その中に仕込むことができれば、ヘルメットの着脱時に邪魔にならないだろうってことで、右頬の内装をバラして衝撃吸収材にマジックテープで固定しました。
マイク配線の余った部分を結線して布生地に入れ、ヘルメットに装着して確認。
右頬のあたりがマイクで盛り上がっていますが、実際に被って視界を確認したところライディングに支障が出るほどでは無かったです。
マイクを使用していない時、3.5mmのマイク端子がブラブラしてると鬱陶しいのでマジックテープでヘルメットの後方に固定できるようにしています。
<手のしびれ、ケツ痛>
ある程度は発生することを予想していたものの、中年男の身体には厳しい。
「手のひらジンジン、尻ジンジン」
※対策
「ナボリンS」を飲む(嘘です)
[手のしびれ]
・ハンドルを変更
・ハンドガードをトップブリッジマウント方式のものに変更
・グリップを変更
[ケツ痛]
・ハイシートに変更
・ゲルザブ(ゲルが入った座布団)の装着
※具体例
各対策は未だ行っていないので、今後の課題としておきます。